【競輪】超豪華メンバー集結! 松浦悠士、平原康多らS級S班5人参戦 /武雄記念 注目選手紹介(下)

武雄競輪G3大楠賞争奪戦 2022年4月23-26日<9車立て12R制>

 武雄競輪のG3「開設72周年記念たけお競輪・大楠賞争奪戦」は、あす23日に開幕する。今回は輪界トップのS級S班が5人参戦。松浦悠士、平原康多、吉田拓矢、佐藤慎太郎、守沢太志が戦線をリードする。最注目は大会3連覇を狙う松浦。安定性抜群の平原も互角の相手だ。

今年は記念優勝2回と順調な平原(左)と武雄記念の3連覇を目指す松浦

 松浦悠士 武雄記念3連続Vに挑戦

 今回は松浦が武雄記念の3連続Vに挑戦する。昨年大会では郡司浩平、地元の山田英明、庸平兄弟とメンバーがそろっていたが、清水裕友の先行に乗って直線一気。今年も好調で、直前の川崎記念でも郡司と同着優勝に輝くなど好調。セッティングも川崎記念の後半から正解が出たようだ。

平原康多 バンク相性良好 吉田拓矢と連携だ

 平原は当地の記念優勝はないが、2017年の共同通信社杯で準優勝など、バンクの印象はいい。今年は立川記念の落車で始まったが、その後は大宮、大垣で記念優勝。G1でも2月の全日本選抜で優出、安定して強さを見せている。今回は吉田もおり、オールラウンダーの柔軟性を発揮する。

 吉田は九州と相性がいい。G1初優勝が昨年の小倉「競輪祭」。記念優勝も2020年の佐世保、昨年の久留米で達成している。武雄記念は昨年の2日目に当日欠場し、無念の途中欠場に終わった。今回はその分まで戦って欲しい。

佐藤慎太郎 今年8場所7優出 守沢太志リズム回復なるか

 佐藤は今年も好調。グレード戦線のみを走って8場所で7優出、記念優勝2回が光っている。北日本のみならず全国の強力先行型と連携し、チャンスをものにしている。前回の平塚記念決勝でも平原追走から軽快なハンドルさばきを見せた。

 守沢はリズムの完全修正がテーマか。昨年後半は競輪祭で失格し、広島記念では落車。今年は全日本選抜で2日目に落車失格と苦戦している。前回の川崎記念で今年初優出に成功したが、強気になれないのが現状か。

(2022/4/22紙面掲載)

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