【ボーイズリーグ】黄城ボーイズ 投打に圧倒し3戦計43得点3失点 3季連続全国へ/春季全国大会九州ブロック予選(小学生の部)

第54回春季全国大会<小学生の部>九州ブロック予選(2024年2月17、18日、熊本・山鹿市カルチャースポーツセンター第3グラウンド)

 3月26~31日に東京・大田スタジアムなどで開かれる「第54回春季全国大会」小学生の部、九州ブロック予選は西九州支部同士の対戦となった決勝で黄城ボーイズが諫早ボーイズを8-3で破り、2年連続5度目の出場を決めた。

23年春から3季連続の全国大会出場となる黄城

▼小学生の部
決勝 黄城8-3諫早

5年生・今村 初回に勝負強さ発揮3戦で7打点

 黄城が全3戦で計43点を奪い、失点はわずか3と、投打で力の違いを見せつけた。いずれも序盤に大量点を挙げ、初回の得点は3戦で計17点。このうちの7点は、打順7番で5年生の今村がたたき出した。

 決勝の初回、1点を入れ、さらに2死満塁と好機を広げた場面で、今村に打席が回った。「ベンチから『荒々しく思い切り打て』というアドバイスがあり、来た球を打った」と今村。低めの球を右中間に運んで走者を一掃させた。

 2週前の大会では、全3試合で無安打に終わったため、先輩の溝口を参考にしてフォームを調整。タイミングが合うようになったという。打席では、バットを構える度に大きな声を発し、自らを鼓舞する。「6年生と一緒に全国大会へ行きたいから、勝つために声を出している」と胸を張った。

決勝の1回、2点三塁打を放つ黄城・今村

主将・蒲原が復活登板 いざ全国へ

 主将の蒲原は、決勝の2番手で登板し、2回2/3を1安打無失点に抑えた。昨夏以降は、けがで登板を控えていたため、久しぶりのマウンドとなったが、「自分の投球ができた」と充実した表情を見せた。

 黄城は、昨年の春季全国大会と夏の選手権大会で、いずれも1勝を挙げて8強入りした。今回は、それを上回る成績を目指す。轟木監督は「全国で勝つために練習を頑張ってきた。一人ひとりが自分の力を100%出せるようにしたい」と力を込めた。

(2024/2/24紙面掲載)

※新聞紙面では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法

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