【ボーイズリーグ】西松ボーイズ 打線が勝負強さ発揮しV 主力不在もみんなでカバー/九州選抜大会西九州支部予選(中学生の部)

第20回九州選抜大会【中学生の部】熊本県支部予選(2024年2月17、18、23、25日、長崎・青のまち松浦スタジアムほか)

 「第20回九州選抜大会」(中学生の部)の支部予選が始まった。西九州支部予選は決勝で西松ボーイズが長崎松浦ボーイズ8-3で破り、同予選11年ぶりの優勝を飾った。西九州支部の本戦出場は2枠に決まり、優勝の西松は2年ぶり5度目、準優勝の長崎松浦は秋も含めて「九州大会」は初出場となる。

優勝を決め、笑顔の西松ナイン

▼決勝
西松8-3長崎松浦

東&池田が初回と3回に打点 6回は4連打

 西松は、決勝で打線が勝負強さを発揮した。得点圏に走者を進めた3イニングで全て得点し、計8点を奪って優勝。第1代表として九州選抜大会への2年ぶり5度目の出場を決めるとともに、今月26日からの春季全国大会に向けても弾みをつけた。

 初回に打順2番の東の適時二塁打と4番に入った池田の犠飛で2点を先制。3回にも東と池田の適時打で2点を加えた。さらに6回、2死走者なしから四球を挟んで4連打で4点を挙げ、突き放した。6回に中越え2点二塁打を放った主将の岡崎は「ヒットエンドラン狙いだったが、打ち上げてしまった。打球が外野手の頭を越えたのでホッとした」と反省を交えながら振り返った。

決勝の3回、適時打を放つ西松・東

急造捕手・峰松好リードでV貢献

 主力不在の危機を乗り越えての優勝だった。昨秋の大会で正捕手としてチームを引っ張った川久保が、けがで離脱。遊撃手からの捕手転向を予定していた平松も、今大会の直前にけがをして、試合に出場できなくなった。

 この緊急事態を救ったのは、急きょ捕手に起用された峰松だった。二塁や左翼を守っていたが、捕手は未経験。盗塁への対応などで不十分な部分はあったものの、今大会の全4戦で計4失点と、投手陣の好投を引き出した。峰松は「自分でサインを決めて、投手のリードができた。自信になる」と笑顔を見せた。

 佐藤監督は「川久保、平松がいない中で優勝できたのは大きい。投手陣が試合を作ってくれた。打線は、打てる選手から上位に並べたのが良かった」と満足そうに語った。岡崎は「(2人がいない分を)みんなでカバーできた。この冬の練習はきつかったけど、成果を出せた」と胸を張った。 (弓削 大輔)

※新聞紙面では選手名フルネ-ム表記、全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法

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