【競輪】荒井崇博 勢い止まらずG1連続優出 初のGPも照準

ユーモアたっぷりのコメント“荒井節”を期待するファンも多い

通算500勝前に活躍も加速

 再ブレイク中の荒井崇博(44・佐賀)の勢いが止まらない。一時期はF1戦でも予選回りが続くほど競走得点を落としていたが、昨年からV字回復。5月にはいわき平競輪場を舞台に開催されたG1「日本選手権」で決勝に乗った。決勝は清水裕友と連携して6着だったが、完全復活と言える成果を挙げた。

 通算500勝をひとつの目安に「そこからは達成してから考える」と選手としての去就までにおわせる言い方も何度かあったが、最近の活躍は加速するばかり。

 昨年は地元武雄のG3を含め、優勝回数は5回。今年は主戦場がグレードレースに戻ったため勝ち上がりも厳しく、優勝は3月小倉、5月松山でF1が2回。だが、先月のG1「高松宮記念杯」でも選手権に続いて決勝に乗って212④と抜群の動きを見せていた。

上位戦でも自力勝負が十分通用

 最近の九州勢は熊本勢を中心に若手先行型が育っている。荒井も日本選手権の準決で嘉永泰斗に乗って2着に入るなど恩恵を受けているが、相手にとって脅威なのは「自力勝負」でも十分に勝てること。

 昨年の話にはなるが、優勝した11月の武雄G3では同じ九州でも上田尭弥-松岡辰泰-松岡貴久の熊本トリオが連携し、割って入る余地がなかった。その不利を、自分でまくって克服した。

 今年はG1決勝に2回乗っているが、その前は2013年の「高松宮記念杯」までさかのぼることからも、今の好調ぶりがうかがえる。

 前回の佐世保F1で準決失格の憂き目にあっても、賞金ランキングは10位と、初のグランプリを狙える位置に付けている。次回は玉野競輪場を舞台に繰り広げられるG2「サマーナイトフェスティバル」。どこまで勝ち上がっていけるのか、大きな注目が集まっている。(中村 秀昭)

(2022/7/13紙面掲載)

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