【熊本】温泉だけじゃない!ピザにスイーツ、絶品みそ汁…家族で楽しむ山鹿旅/ゆったりと山鹿市へ(上)

 とろーりとしたお湯で知られる熊本県山鹿市。福岡県や熊本市内からもほど近い人気の温泉地だ。近年は体験型の観光にも力を入れており、家族みんなで楽しめると注目を集めている。その魅力を再発見する旅に出かけた。2回にわたって紹介する。(加藤 博之)

熊本県北部の温泉郷・山鹿。そのやわらかな泉質は多くの人々に愛されている(写真はさくら湯)

福岡方面からお薦め 広川IC→国道3号ルート

 のどかな風景に、心が軽くなる。カーラジオの曲に合わせて思わずハミングした。「福岡から行くなら、九州自動車道の広川インターチェンジ(IC)から国道3号線を南下するルートもオススメですよ」と、山鹿に詳しい友人が教えてくれた。確かに、カーブも緩やかで走りやすい。ハンドルを握りながら、なるほどと納得した。

石窯で焼く「ピザ作り」を体験

石窯に入れ、高温で一気に焼き上げる
こんがりと焼き上がったピザが食欲をそそる

 一般的なのは菊水ICで降りるルートだが、急ぐ旅ではない。最初に「道の駅鹿北」に立ち寄った。ここには地下水を利用したプールがあり、夏は多くの子供でにぎわうという。まずは腹ごしらえに「ピザ作り体験」に挑んだ。

 丸い生地を薄く伸ばし、地元でとれた旬の野菜やチーズを乗せていく。おっ、これは思っていたより楽しいぞ。出来上がりを想像するとワクワクしてくる。400度の石窯に入れると、3分ほどであっという間に焼き上がった。こんがり、モチモチとした食感がたまらない。手作りソースもおいしく、一気に平らげた。

【道の駅鹿北】 小栗峠の3号線沿いにある。「ピザ作り体験」は大サイズ1300円、小サイズ800円。ソースはトマト、しょうゆ、にんにくみそ、カレーの4種類 。「木遊館」では木工体験もできる。体験はいずれも午前9時~午後5時。売店には地元の特産品が多く並び、お土産に喜ばれそうだ。市鹿北町岩野4186・130 0968・32・4111

道の駅鹿北(外部リンク)

自分で摘んだイチゴをケーキへオン

家族づれでにぎわう「山鹿観光いちご園」(同園提供)
これでもかとイチゴを乗せる。自分だけのデコレーションならではだ

 続いては「いちご摘み&ケーキデコ体験」だ。向かったのは「山鹿観光いちご園」と「あんずの丘」内にある「山鹿和栗洋菓子店An(杏)」。観光園で摘んだイチゴを「An」の店内に持ち込んでオリジナルのケーキを作る。イチゴを、センス良く並べたり、好きなだけ乗せたり。自分だけのケーキが出来上がった。

 これは誕生日などにも喜ばれそうだ。あれこれ考えながらデコレーションしていくのは楽しかった。もちろん、摘みたてのイチゴの香ばしさが口いっぱいに広がって、味も申し分なかった。

【山鹿観光いちご園】  入園料は大人200円、子供100円。持ち帰りコースは100グラムあたり250円。食べ放題コースは別料金。午前10時~午後5時。月曜休み。市長坂1243 0968・43・7334

山鹿観光いちご園(外部リンク)

【山鹿和栗洋菓子店An(杏)】  イチゴの他、西日本一の生産量を誇る山鹿の栗を中心に、季節のスイーツも人気。午前10時~午後5時。第2・4火曜休み 市菊鹿町下内田733 0968・48・4648
 ※「いちご摘み&ケーキデコ体験」は4月10日まで。観光園からAn(杏)への移動は車で約15分。タルト、スポンジケーキ、モンブランの中から選べ、4号サイズ(約12センチ)1650円、5号サイズ(同15センチ)2200円。前日までの予約が必要。予約はAn(杏)まで。

山鹿和栗洋菓子店An(杏)(外部リンク)

風味豊かな一杯「熟成赤みそ」

歴史を感じさせる卑弥呼醤院の茶房「さくらさくら」。落ち着いた雰囲気で心が和む
「熟成赤みそ」をいただく。風味豊かな一杯をじっくりと味わった

 この日の最後は「卑弥呼醤院」を訪れた。ここの2階にある茶房「さくらさくら」では、様々なみそ汁を味わえる。一口にみそと言っても、麦、米、赤、合わせと多彩で、熟成期間も異なる。メニューは17種類。迷ったが「熟成赤みそ」(一杯・170円)にした。麦こうじをぜいたくに使い1年寝かせ熟成させたという。一口飲むと、じわーっと体染み入っていくようだ。これぞ、古き良き日本の味。その奥深さを思った。

 食べ物がおいしいと、旅は格段に楽しくなる。山鹿ならではの「食」をたっぷりと堪能した1日。最後はもちろん、山鹿温泉につかり、疲れを癒やした。

【卑弥呼醤院】  江戸後期に酒造所として創業。現在は手作りのみそ、しょうゆなどを製造、販売している。麹造りに使われる、室蓋や石室は創業当時のまま。地元はもちろん観光客にも愛される味だ。
 茶房「さくらさくら」では、数々の骨董品に囲まれた歴史を感じる空間で、みそ汁の他、麹を使ったアイスなども味わえる。「みそは多彩でそれぞれに味わいがあります。組み合わせて使ってもおもしろいですよ」と、5代目の内田博之さん。市鹿本町来民1586 0968・46・2123

卑弥呼醤院(外部リンク)


鹿北エリアの複合施設でキャンプも

キャンプ初心者にもオススメの「ゆ~かむ」

【癒しの森ゆ~かむ】 岩野川沿いにある施設で、キャンプなどが楽しめる。大浴場があり、キャンプ用品もレンタルしてくれるので初心者でも安心だ。トレーニング施設もあり、スポーツ合宿などにも最適。近くには愛好者に人気のサイクリングコースもある。市鹿北町椎持5の2 0968・42・5100

癒しの森ゆ~かむ(外部リンク)


(2022/3/8紙面掲載)

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