【ボートレース】山崎祥 徳山フレッシュルーキー勝負の一年 一気にブレイクへ/記者が選んだ2024イチ推し選手

今年も徳山のフレッシュルーキーに選ばれた山崎

スタートの質上げ イン戦1着率アップ狙う

 昨年、今年と2年連続でボートレース徳山のフレッシュルーキーに選ばれた。2024年は山崎にとって勝負の年だ。

 22年は年間17勝だったが、昨年は30勝をマーク。3期連続で4点台だった勝率も24年前期は一気に5・26に跳ね上がった。惜しくもA2級には届かなかったものの、着実に力を付けているのは成績を見れば一目瞭然だ。

 「2年連続でフレッシュルーキーに選ばれたのはうれしいですね。最近は地元を多く走らせてもらっているので、ある程度の調整はつかめている。レースの流れを見る余裕も少しずつだけどできてきた」と分析する。

 昨年は2コースでの2連対率が51・6%、3連対率が75・7%で成績をまとめられた。一方、肝心の1コースは1着率が50%にとどまっている。

 「もっとインで勝てるようにならないと。質のいいSを行くのも課題だし、旋回力もまだまだ向上させたい」

 昨年11月の徳山で通算2回目の優出。正月戦では節間4勝をマークし、最終日の選抜戦では6号艇で1着。3連単26万円台のビッグな“お年玉”を提供した。

 「A級入りが一つの目標だし、優勝もしたい。そのためにはコンスタントに優勝戦に乗らないとダメ。地元だけでなく、他場でも結果を残したい」と気を引き締める。

 原田篤志の門下には品川二千翔、清水愛海ら同世代の兄弟弟子がいる。もちろん、この2人は意識している。

 今後、一気にブレイクする可能性を秘めているだけに成長が楽しみだ。 (田原 年生)

◆山崎祥(やまさき・しょう)1999年1月24日生まれ。24歳。山口県田布施町出身。山口支部。2019年11月、125期として徳山でデビュー。21年1月に下関で初勝利を飾り、同年11月に同場で初優出。同期には定松勇樹、山田丈、砂長知輝らがいる。師匠は原田篤志。生涯獲得賞金は4349万5347円。158センチ、51キロ。血液型A型。水瓶座。

(2024/1/10紙面掲載)

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