【ボートレース】元レーサー池田明美さん 下関で動物愛護チャリティーオークション開催/3月18日 5R~7R発売中

中央スタンド1階イベント広場・午後4時58分頃~6時6分頃

 犬や猫の保護活動を行っている元ボートレーサーの池田明美さん(46)=山口県防府市在住=が18日、ボートレース下関で、動物愛護のためのチャリティーオークションを行う。初めての開催で、現役女子レーサーの愛用の品々が競売にかけられる。オークションの収益金は下関市内の動物愛護団体に寄付され、活動資金に充てられる。また、会場では俳優の坂上忍さんが運営する犬や猫の保護ハウス「さかがみ家」(千葉県袖ヶ浦市)の限定グッズが販売される。

自宅で保護犬と一緒に遊ぶ池田さん

守屋美穂、清水愛海ら人気女子レーサー10人グッズ出品

 チャリティーオークションは、「ヴィーナスシリーズ第23戦」最終日の第5R発売開始(午後4時58分頃)から第7R発売中(午後6時6分頃)まで、中央スタンド1階のイベント広場で行われる。

 競売にかけられるのは、守屋美穂選手や地元山口の清水愛海選手ら人気女子レーサー10人から提供された、サイン入りのウェアやシューズなど。いずれも、ほかでは手に入らない貴重な品ばかりだ。

現役時代の池田さん

「保護された犬や猫を守りたい」

 池田さんは2020年に引退し、翌年から「保護された犬や猫を守りたい」と活動を続けてきた。この企画は、昨年11月に日本モーターボート選手会山口支部を通じて、ボートレース下関を主催する下関市に相談。市は「元選手の保護活動に協力できれば」と、この申し出を快諾。現役レーサーらも池田さんの思いに共感し、チャリティーオークションが実現した。

 イベントには池田さんも参加する。「協力してくれたすべての人に感謝します。この活動を通して、保護犬や保護猫がいることを知ってもらい、全国のボートーレース場で今後広まることを願っています」と話した。

 また、「さかがみ家」の限定グッズ販売には、スタッフで俳優の古山憲太郎と桑原みずきが訪れ、パーカー、Tシャツ、犬用ドーナツなどを売る。

◆池田明美(いけだ・あけみ) 静岡県出身。ボート選手(80期生)として1997年5月デビュー。通算成績は4230走、828勝、勝率5・13、優勝回数10回。2020年12月に引退した。幼い頃から動物愛護に関心があったという。


動物愛護チャリティーオークション出品選手と商品

オークション商品(左は守屋美穂選手のSGジャージ上下、右は清水愛海選手のレーシングカッパ)

▽日高逸子Tシャツ
▽香川素子シューズ
▽佐々木裕美ウエア
▽小芦るり華Tシャツ
▽清水愛海レーシングカッパ(下)
▽寺田千恵Tシャツ
▽西岡成美レーシングカッパ(下)
▽中村桃佳Tシャツ&レーシングカッパ(下)
▽平山智加Tシャツ&オリジナルマスク
▽守屋美穂SG紹介式着用ジャージ(上下)
 ※すべて選手のサイン入り


白井英治Tシャツなどのチャリティーオークションも

 7、9、10Rの発売中にはボートレース下関が年に1回実施しているチャリティーオークションが行われる。地元の白井英治選手のざわざわTシャツ、寺田祥選手の男塾コラボTシャツなどが出品され、競りにかけられる。この収益金は下関市内の保育園・幼稚園に寄付される。ほかにも「みかんモノマネステージ」があり、優勝戦終了後にはウイニング花火が実施される。

(2023/3/17紙面掲載)

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