【ボートレース】佐賀のホープ 末永和也と定松勇樹 2022年最優秀新人へ猛チャージ!

初優勝に意気込む定松(左)と末永

勝率6点オーバーの定松と末永

 佐賀支部ホープの末永和也と定松勇樹が2022年最優秀新人へ向けてチャージをかける―。

 124期以降で争われている今年の最優秀新人のタイトル。勝率では、125期チャンプの定松が6・41でトップを走り、124期チャンプの末永が6・27を残し2位で続く。勝率6点オーバーは、この2人だけだ。

 優勝に目を向けると、126期の大沢風葵が6月20日の浜名湖一般戦で初Vを達成している。定松と末永は優勝がなく、逆に大沢は5・27と勝率が低い。ここまで際立つ成績を残す選手は不在で、タイトル該当者なしの可能性も残す。

来季は2人そろって初のA1昇格が濃厚

 とはいえ、やはり佐賀支部の2人に期待せずにはいられない。定松は前期F2の足かせが取れ、今期は7点レーサーも望める活躍。走り終えたばかりのG2児島MB大賞は、エース機を武器に特別戦初優出。残念ながら転覆に終わったが、スピードターンでシリーズを大いに盛り上げた。長らく高事故率に苦しんでいたが、今期は走回数90クリアも視野に入る。

 末永は今期、丸亀、徳山、津のルーキーシリーズで優出。5日に幕を閉じたばかりの津(優勝は井上一輝)は予選を2位で通過。優勝戦は6着に敗れたが、優出数は格段に増えている。来季は2人そろって初のA1昇格が濃厚だ。

まずは「優勝」の2文字

 今後は、定松が下関ルーキー、徳山一般戦、大村一般戦。末永が下関ルーキー、G1多摩川ヤングダービー、からつルーキーと続く。いずれもタイトルの権利は今年まで。それだけに、末永は「下関(9日開幕)で結果を出したい」。定松は「近々優勝します」と息巻く。 最優秀新人へ向けた正念場を迎え、ギアを上げる2人。実りの秋とするためにも、まずは「優勝」の2文字が欲しいところだろう。(高木 拓也)

(2022/9/7紙面掲載)

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