【ボーイズリーグ】大分明野 完封リレー決まった!3年連続春切符/春季全国大会大分予選(中学生の部)

第53回春季全国大会【中学生の部】大分県支部予選(2022年12月10、11日・佐伯中央病院スタジアムほか)

 来年3月26~31日に東京などで開かれる「第53回春季全国大会」中学生の部、大分県支部予選は9チームが参加して行われた。決勝で大分明野ボーイズが大分七瀬ボーイズを4-0と完封し、3年連続5度目の春切符を獲得した。

全国大会での活躍が期待される大分明野ナイン

▼決勝
大分明野002 002 0=4
大分七瀬000 000 0=0

林田-小林-宮本3投手で6安打完封リレー

 大分明野の宮本が最後の打者を空振り三振に打ち取ると、ナインに笑顔が広がった。林田、小林、宮本の3投手のリレーで、大分七瀬を6安打で完封し、頂点に立った。

 準決勝で劇的なサヨナラ勝ちを収め、決勝に進んだ大分七瀬。その勢いに乗る打線をいかに封じるか。大事な先発はエースの林田が任され、落ち着いたマウンドさばきで三塁を踏ませなかった。スコアボードに0を3つ並べ、「自分のできることをやるだけでした」と、涼しい顔で振り返った。

 準決勝の別府中央戦で17点を挙げたように強力打線が持ち味だが、全国大会で強豪と渡り合うには2、3番手の投手のレベルアップが欠かせない。サイドハンドの2番手・小林、最後を締めた宮本が結果を残したのは収穫だった。

決勝の先発で3回無失点の大分明野・林田

捕手・本田、投打で活躍八重樫ら1年生も成長

 吉川監督が、この大会で得たもう一つの手応えは1年生の成長だ。決勝で3投手をリードした本田、6回無死三塁から代打で登場し左前適時打を放った八重樫らが活躍。八重樫は投手としても、1回戦の湯布院戦で6回無失点と好投した。下級生の活躍で競争心をあおれば、チーム力の底上げにつながるのは間違いない。

 今夏の全国大会では、1回戦で明石(兵庫)に3―10で敗れた。「全国では隙を見せると大量失点になる。ディフェンス力の強化が大事」と吉川監督。主将の林田は「今回は1年生に助けてもらった。全国大会では僕たちが引っ張っていきたい」。全国の強豪との戦いを見据え、口元を引き締めた。 (加藤 博之)

(2022/12/16紙面掲載)

※新聞紙面(12/16)では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法

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