【ボーイズリーグ】飯塚ボーイズ 春最高成績の8強 城野ら躍動し3勝マーク/春季全国大会(中学生の部)

スターゼンカップ第53回春季全国大会(2023年3月27~31日、東京・大田スタジアムほか)

 「第53回春季全国大会」が東京・大田スタジアムなどで開かれ、各地区の予選を勝ち抜いた中学43チーム、小学16チームが春の日本一をかけて激戦を繰り広げた。九州ブロックからは中学9、小学1の計10チームが出場。中学で大分明野ボーイズ(大分)が4強、飯塚ボーイズ(福岡北)が8強入りするなど健闘した。

3回戦の5回、2点二塁打を放ち喜ぶ飯塚・城野

初戦15得点快勝

 飯塚は3勝を挙げて8強入り。優勝した東海中央に準々決勝で敗れたが、春の全国大会では2008年の16強を上回るチーム最高成績となった。

 山梨ふじやまとの1回戦は15―1の4回コールドで快勝した。0―1の1回裏に城野の逆転2点二塁打をはじめ、門田の適時二塁打、西園の犠飛など打者二巡の猛攻で一挙13点を挙げた。

 2回には右打者の山下に2点ランニング本塁打が飛び出した。逆方向の右中間への一打を放ち、「普段からセンター中心に打つことを心掛けている。本塁打は中学になって3本目」と喜んだ。

チームを引っ張った飯塚・浦田主将

2回戦で浦添との九州対決を延長で制す

 続く2回戦は同じ九州ブロックの浦添と対戦し、延長戦を2―1のサヨナラで制した。7回まで0―0の投手戦となり、先発の森永は6回まで投げて無失点。7回から登板した2番手の桑村は延長8回表を1失点に抑え、サヨナラ勝ちを呼び込んだ。

浦田主将「みんなで戦えた」

 島田との3回戦は8―3(6回時間切れ)で勝った。城野が躍動し、0―1の1回裏に同点の適時二塁打、1点をリードした5回には貴重な追加点となる2点二塁打を放った。「甘い球をしっかりとらえられた」と喜んだ。女子選手で主将の浦田は「途中から試合の流れが来た。盛り上がって声を出し、みんなで戦うことができた」と勝因に一体感を挙げた。

 11年に「ジャイアンツ杯」、17年には「選手権大会」で優勝しており、今回目指していた“全国3冠”は次回大会以降に持ち越した。

(2023/4/8紙面掲載)

※新聞紙面(4/8)では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および九州ブロック関係全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法

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