【ボーイズリーグ】諫早ボーイズ 4回4点先制逃げ切り 今年最後の大会V締め/長崎傅記念大会

第11回長崎傅記念大会(2023年12月2、3日、福岡・福工大城東高野球場ほか)

 「第11回長崎傅記念大会」は、九州各地から中学生の部の16チームが出場して開かれた。決勝で諫早ボーイズ(西九州支部)が筑後ボーイズ(福岡県南支部)に5―3と競り勝ち、初優勝を飾った。大会を主催した九州古賀ボーイズ(福岡県南支部)は、A、Bの2組に分かれて出場し、A組がベスト8に入った。

優勝を決め、笑顔の濱崎(右から2人目)ら諫早ナイン

8番・濱崎 打撃&リリーフで優勝に貢献

 諫早は、チームにとって今年最後となる大会を優勝で締めくくった。

 決勝では、打順8番の濱崎が投打に活躍し、勝利を引き寄せた。4回、1点を先取し、なお続く2死一、二塁の好機で、濱崎に打席が回った。「ライナーの打球を意識した。バットの芯で捉えることができた」と右越えの二塁打を放ち、敵失の間に自身も生還。リードを一気に広げた。

 元々は、3番など打線の上位を担っていたが、調子を落として最近は7、8番が多くなっていたという。「打順が下がり、悔しかったけど、チーム打撃に徹した」と、つなぐことを心掛けた。それが好結果を招いた。

 投手としては、4回裏に2点差まで迫られた後の2死一、三塁のピンチからマウンドへ。大事なリリーフだったが、初球で中飛に打ち取って切り抜けた。その後も、走者を出しながらも要所で粘って最終回まで投げ切り、3回1/3を1失点でしのいだ。「力まず、しっかり打たせて取る投球ができた」と笑みを浮かべた。

決勝の2回、安打を放ちガッツポーズする諫早・寺田

春季全国大会予選 準決勝惜敗の無念晴らす

 チームは、春季全国大会予選で優勝候補の一角と評されながら、準決勝で唐津にサヨナラ負け。主将の冨永は「ここ、という場面で打てなかった」と反省する。しかし、悔やんでばかりもいられない。ナインは、今年最後の公式戦となった今大会に向けて、気持ちを切り替えた。準決勝の大分明野戦では、最終回に3点差を逆転するなど、集中打も見せた。

 大会制覇に、小溝監督は「打ち勝つしかないチームなので、自分たちの野球ができた」と評した。その一方で、「投手は序盤良くても3、4回から落ちてくる。捕手も含めてバッテリーの強化が必要」と課題も挙げた。この冬は投打のレベルアップを目指し、練習に一段と励む。

※新聞紙面では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法

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