【ボーイズリーグ】福岡西南ボーイズ 延長サヨナラでつかんだ リーグ加盟6年で初優勝達成/九州選抜大会福岡県南支部予選(中学生の部)

第20回九州選抜大会【中学生の部】福岡県南支部予選<決勝>(2024年4月20日・雁の巣球場)

 「第20回九州選抜大会」(中学生の部)福岡県南支部予選の決勝が行われ、福岡西南ボーイズが延長8回サヨナラで筑後ボーイズを破り、リーグ加盟後初優勝を飾った。

初優勝を決め、歓喜に沸く福岡西南の選手たち

▼中学生の部
決勝 福岡西南2-1筑後

田口好走塁でチャンス拡大 谷本犠飛で決めた

 延長8回裏、三塁からタッチアップした福岡西南の田口は、本塁に滑り込んで、セーフとなると、思いきり右手を突き上げた。チームメイトがベンチから飛び出して田口やサヨナラ犠飛を放った谷本に駆け寄り、歓喜の輪ができた。2018年5月のリーグ加盟から約6年。福岡西南は、「優勝」の二文字をチーム史に初めて刻んだ。

 1―1で迎えた延長8回、先頭の田口が四球で出塁。続く三島が送りバントを投前に決めると、一塁走者の田口は50メートル6秒7の俊足を飛ばし、二塁を蹴って三塁まで達した。「常に先の塁を狙っている。(ベースと三塁手の距離が)空いていたので行けると思った」と田口。相手の隙を突く好走塁で好機を演出した。次打者の平石が四球を選んで一、三塁となり、谷本が犠飛に十分な外野への飛球を放ち、決着をつけた。

浦野が2週続けて快投 バックも好守でもり立てる

 エースで左腕の浦野が、6日前の準決勝で糸島を6回1安打無失点に封じたのに続き、決勝でも好投。6回2/3を1失点に抑えた。しかし、打線は、相手投手を打ち崩せず、7回までに1点しか奪えなかった。ロースコアの我慢比べの試合展開でも、バックは集中して守り続け、浦野をもり立てた。「優勝したかった」と主将の谷本が代弁したように、勝利への執念が最後は上回った。

 悲願を達成した吉田監督は「選手たちは精神的に成長し、自信を持って戦っていた。コーチは居残り練習に付き添い、保護者の皆さんにも支えてもらった。チームのみんなで勝ち取った」と感謝を口にした。 (弓削 大輔)

※新聞紙面では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法

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