【ボーイズリーグ】うるま東 九州勢最上位の16強 終盤追い上げ光った/選手権大会(中学生の部)

リポビタンカップ第53回選手権大会(2022年8月2-7日・大阪シティ信用金庫スタジアムほか)

 全国の予選を勝ち抜いた中学生の部48、小学生の部16チームが日本一をかけて激闘を繰り広げた。九州ブロックは中学9、小学1の計10チームが出場し、中学で熊本中央ボーイズ(熊本)が全国大会初勝利を飾った。九州勢最上位は16強のうるま東ボーイズ(沖縄)。優勝は中学が湘南ボーイズ(神奈川)、小学が東京世田谷ボーイズ(東京西)だった。

3回戦の7回、又吉の二塁打で逆転し喜ぶうるま東ナイン

▼中学生の部3回戦
うるま東(沖縄)000 020 31=6
四日市(三重) 031 000 12X=7
(延長8回タイブレーク)

又吉 落球に涙も大舞台で4番の役割全う

 うるま東の又吉は涙が止まらなかった。3回戦の四日市戦は1点リードで迎えた7回裏2死三塁。あと一人でゲームセットという場面で、遊飛と思われた打球は不運にも風に流されて又吉のグラブの横を通り過ぎた。土壇場で追いつかれ、チームは延長8回にタイブレーク(1死満塁)で敗れた。

 2018年春以来となる全国8強には届かなかった。だが、又吉の存在がなければ、7回表で試合は終わっていたかもしれない。

3回戦の7回、3点二塁打を放ったうるま東・又吉

経験糧に次のステージへ

 又吉は2点ビハインドの7回表に2死満塁で「自分を信じて振り切れた」と左翼線を破る走者一掃の二塁打を放ち、チームは一時逆転。この試合は計3安打を放った。また初戦となった2回戦の播磨戦でも2点二塁打を放って勝利に貢献した。全国の舞台で4番としての役割を全うした。

 大野監督は「よく頑張った」とナインをねぎらい、「野球の怖さを学んだし、これを財産にしてほしい」と、高校でのさらなる飛躍に期待を寄せた。(弓削 大輔)

(2022/8/13紙面掲載)

※新聞紙面(8/13)では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および九州ブロック関係全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法

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