【競輪】競輪界でも盛り上がる女子レース 来年4月に久留米でG1「オールガールズクラシック」開催決定

久留米がホームバンクの小林優香(左)と児玉碧衣

第1回は今年10月に松戸で開催 12レース全てガールズ競走

 1年先の話だが、久留米競輪場で2024年4月26~28日、女子のG1「第2回オールガールズクラシック」がナイターで開催されることが決まった。

 今年度から新設された女子G1の3大会の一つで、大きな特色は出場選手全員が女子ということだ。全12レースのうちG1戦は「6レースの1トーナメント」で行われる。枠外の6レースにもガールズ競輪を組み込み、計84人で争われる。

 初の試みとなる第1回大会は、10月に松戸競輪場で開催されることが決定している。これは同じ女子G1でも、男子のG1と同時開催となる「パールカップ」「競輪祭女子王座戦」とは違ったシリーズとなる。

ガールズ登録選手は195人に

 12年7月に22人からスタートしたガールズ競輪は11年目を迎え、現在はデビュー直前の124期生を含めて195人の登録選手がいる。選手総数は男子と比べて少ないが、大きな大会を開くことが可能な数になった。

 ボートレースでは年末の「クイーンズクライマックス」をはじめ、オール女子のビッグレースが人気を博している。昨年、ボートレース大村で開催された「ボートレースクラシック」で、遠藤エミ選手が女子では初となるSG優勝を手にした。競輪に例えるなら男子のG1競走を女子が走って勝ったようなもので、大きな話題を呼んだ。

 競輪に男女混合戦はないが、ガールズ競輪は国際ルールを取り入れた一つの公営競技として成り立っている。ここ数年、堅実に売り上げを伸ばしている競輪界。オールガールズクラシックがさらなる飛躍をもたらすことを期待したい。 (中村 秀昭)

(2023/4/12紙面掲載)

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