【フルコンタクト空手】福岡支部団体V 12部門制覇!39人入賞/カラテドリームフェスティバル

カラテドリームフェスティバル2022全国大会(2022年7月23、24日・東京体育館)

 フルコンタクト空手の幼年からU-25まで各世代の男女の日本チャンピオンを決める「カラテドリームフェスティバル2022全国大会」(7月23、24日、東京体育館)で団体優勝を果たした新極真会福岡支部。そのV報告会が8月7日に、九州合同稽古が行われた福岡県糸島市の糸島道場であった。緑健児新極真会代表兼福岡支部長をはじめ、参加した選手らが集い、互いに健闘をたたえ合った。

日頃の鍛錬の成果を大舞台で存分に発揮した福岡支部。全員の力を結集して、優勝をつかみ取った

強いぞ!2位以下を圧倒

 幼年、小学生、中学生、高校生、学生、U-25のカテゴリーに分かれ、67部門で争われた組手。福岡支部は12部門を制し、39人が見事に入賞を果たした。組手と型を合わせた総得点は267。2位の東京江戸川道場の190、3位の兵庫中央支部92を大きく引き離し頂点に立った。

福岡支部の優勝に貢献した(左から)4連覇の村田、3連覇の工藤、連覇の山本

村田哲成4連覇! 決勝は福岡対決制す

 栄冠を勝ち取った福岡支部の選手の中で、特に頑張りを見せ、団体優勝に貢献したのが4連覇の村田哲成(中学1年男子重量級)、3連覇の工藤丈誠(小学2年男子重量級)、2連覇の山本楓真(同軽量級)の3選手だ。強豪が集う全国大会で、マークが厳しくなる中での連続優勝は大きな価値がある。日頃の鍛錬の成果のたまものだろう。

 村田は力強い足技を武器に順調に勝ち上がると、決勝では同じ福岡支部の半晴優禮を延長で下し4連覇を達成。「プレッシャーはありましたが、自信もあった」と振り返った。

堂々のV候補として臨み、4連覇を決めた村田(新極真会提供)

工藤丈誠3連覇、山本楓真2連覇達成

 山本は決勝で、上段膝蹴りで技ありを2本奪う一本勝ち。「うれしい。絶対勝つと思っていた」と連覇を喜んだ。工藤は、決勝で後ろ回し蹴りで技ありを奪うなど相手を圧倒。3連覇を決め「次は4連覇を狙い、10連覇を目指したい」と話した。

躍動感あふれる組手で3連覇の工藤(新極真会提供)
稽古の成果を存分に発揮して連覇を決めた山本(新極真会提供)

初優勝を決めた横島は、「ハイアルチ」での高地トレーニング効果を実感した(新極真会提供)

横島克一 高地トレーニング「ハイアルチ」効果で初優勝決めた

 ドリームフェスティバル初優勝を決めた。大会に向けての準備期間が少ない中での参戦となったが、決勝で同じ福岡支部の志和蘭丸を下し頂点に立った。東福岡高ではボクシング部に所属する“二刀流”。そんな横島のトレーニングをサポートするのが福岡市中央区薬院にある高地トレーニングスタジオ「ハイアルチ」だ。同スタジオには小学生ゴルファーや陸上選手など様々な競技のジュニアアスリートが通う。一昨年の9月から同スタジオでのトレーニングを続けている横島は「延長に入っても体が動くし、高地トレーニングの効果を実感していますよ」と笑顔だった。


新極真会と吉本興業がタッグを組み地域活性化に貢献する(新極真会提供)

新極真会×吉本興業 地域活性化へタッグ

 ○…新極真会(緑健児代表)は、吉本興業が設立した「ふるさとアスリート制度(FA制度)」に、所属する若手選手らがエントリーすると発表した。ドリームフェスティバル初日に記者会見を行い、お笑い芸人の「ニューヨーク」、「相席スタート」らが出席した。

 FA制度は、地域の活性化を目的にスポーツ選手を出身地に派遣する取り組み。世界103の国と地域に10万人の会員を持つ新極真会と、創業110周年を迎えた吉本興業がタッグを組み、様々なスポーツイベントや番組で、地域活性化に貢献する。

 今回、FA制度にエントリーしたのは鈴木未紘、石原凜々、村田哲成、村田愛純、宮田龍成、宮田翔矢、柏木桜太郎、古川海音の8選手。

(2022/8/16紙面掲載)

※新聞紙面(8月16日)では福岡支部の組手入賞者名を掲載  <バックナンバ-お買い求め方法

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