【フルコンタクト空手】藤田春人(新極真会福岡支部)が圧倒V/福岡県フルコンタクト空手道選手権

第4回福岡県フルコンタクト空手道選手権大会/2024年2月18日・福岡市総合体育館

 空手の第4回オープントーナメント「福岡県フルコンタクト空手道選手権大会」(スポーツ報知西部本社など後援)が2月18日、福岡市の市総合体育館で開かれた。幼年 の部から壮年の部まで67部門に、福岡県内の15流派499人がエントリー。男子フルコンタクトの部は藤田春人が優勝。女子フルコンタクトの部は渡部はるあが制した。

トロフィーを手に笑顔の藤田春人

勝つだけでなく、自分の組手貫いた 5月JFKOへ弾み

 藤田が強さを見せつけた。決勝で井上光平を旗判定5―0の本戦決着で下し、頂点に立った。「圧倒的に勝たないといけないと思っていた」と笑みを浮かべた。

 井上とは過去に1度対戦したことがあった。相手は藤田が得意とするボディーへの突きを警戒し、対策を取ってきた。ただそこは想定内。前蹴りをうまく使うなど多彩な攻めで、相手を手玉に取った。こうなると、完全に藤田のペース。ボディーへの突きを軸に、下段、中段への蹴りを交え、一気に攻め立てた。

 「勝つだけでなく、自分の組手ができるかがテーマだった」。その言葉通り、終始、主導権を握る危なげない組手で圧倒してみせた。昨年8月の全九州大会以来、半年ぶりの実戦。1回戦こそやや硬さが見られたものの、すぐに実戦勘を取り戻すあたりは、全国レベルの大会に何度も出場した経験値に他ならない。

 次に見据えるのは、階級別の日本王者を決める全日本フルコンタクト空手道選手権(5月25、26日・エディオンアリーナ大阪)。「まずは、2日目に残れるように。まだそこまで勝ち上がったことがないので」と、最初は控えめだったが、その上を目指していくのは、藤田の実力を持ってすれば当然のこと。「優勝を狙いたい気持ちもある」と、目標を上方修正し、口元を引き締めた。

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