【芸能】加藤和樹が1年7か月ぶりのミニアルバム「Liberation BOX」をリリース/新型コロナからの解放「ライブで盛り上がれる曲を!」/6月に福岡でカバーライブも

 5月15日にミニアルバム「Liberation BOX」をリリースする俳優でアーティストの加藤和樹がPRのため、福岡市中央区赤坂のスポーツ報知西部本社を訪れた。21日からはライブツアーもスタート。「制限されてきたものから自身を解放するという意味を込めた」と話す新アルバムや、一番の原動力というライブへの思いを語った。

 加藤 和樹(かとう・かずき) 俳優・アーティスト。2005年、ミュージカル「テニスの王子様」への出演で注目される。翌06年に自身初のCD「Rough Diamond」をリリース。ミュージカル俳優や声優としても、様々な作品に出演。「人がすごく温かくて大好き」と話す福岡でのライブを心待ちにしている。


自身の音楽の原点はライブ「自分を素直に表現できるから」

 自身の音楽の原点は、ライブにあるという。「自分を素直に表現できる。音楽は、ライブで直接届けるのが一番だと思っている」。真っすぐな目で、あふれる思いを口にした。今回のアルバムは「ライブで盛り上がれる曲を」というきっかけで生まれた。

 タイトルの「Liberation」には、新型コロナウイルスでエンターテインメントが制限されてきたことからの解放という意味もある。リード曲の「ReTaker」は、疾走感のあるロックナンバー。テンポのいいリズムに乗って届く歌声が、高揚感を増幅させる。先行配信シングル「マシマシLove Call」は「推し活」がテーマ。「自分の好きなものを、とことん追求して行こうよ」と、背中を押されているような気分になる曲だ。

 ファン待望の新アルバムは、2022年10月の「Nostalgia BOX」以来、1年7か月ぶり。1カメ長回しによる「ReTaker」のミュージックビデオが付く「TYPE―A」、撮影時の素顔などを垣間見ることができる「TYPE―B」はいずれもDVD付きで、貴重な映像が魅力。「TYPE―C」はカバー4曲収録のCD付き。

自身の「ひとりじゃない」も含め、ファンのリクエストに応える形で選曲した。「もっと自由に、みんなで声を出して、こういう楽しさが音楽にはあったよなという感覚を取り戻してもらえたら」と話した。

 ライブツアーに向けても期待は膨らむばかり。「自分にとっても、ファンにとっても、特別な意味を持つライブになると思う」。記憶に残る公演となりそうだ。

ミニアルバムは3TYPE 6月20日福岡あいれふホールで昼夜2公演

「Liberation BOX」 ミニアルバムとDVDがセットになったTYPE―A、Bと、ミニアルバムにカバー曲を収録したCDが付くTYPE―Cの3種類をリリース。いずれも3300円(税込み)。

「2024LIVE」 九州・山口では6月20日に福岡市の「福岡 あいれふホール」で。開演が午後2時30分の「昼公演」と同6時30分の「夜公演」があり、いずれも8800円(税込み)。福岡はカバー曲のみのライブとなる。(問)グリーンミュージック092・775・2233

スポーツ報知5月10日掲載記事

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