【ボートレース】主役は田頭実 匠の技披露/G3マスターズリーグ第6戦23日開幕

ボートレース福岡G3「マスターズリーグ第6戦」/2022年9月23-28日

 サマータイムのボートレース福岡G3「マスターズリーグ第6戦・公営レーシングプレス杯」はあす23日に開幕する。45歳以上のベテラン勢が熟練の技を競う6日間開催。地元の田頭実が初日DR1号艇で登場。地元からは大神康司、藤丸光一らも参戦する。今年のマスターズチャンピオンの上平真二や、平尾崇典、吉川昭男らとともに優勝争いを繰り広げる。

自慢の速攻力を武器に主役の期待を担う田頭

 決定力随一の田頭が主役を務める。今期は6月の唐津でFがあったが、それ以降に7節連続優出中。優勝には届いていないものの、変わらぬ速攻力を駆使して結果を残している。

 福岡はSG「ダービー」の優勝を含めてG1以上で3V。水面実績も断然だ。最近は準優勝が3回と、あと一歩で優勝を逃してきただけに、4年ぶりの当地Vを狙って攻め立 てる。

地元DR組として気合の走りを見せる大神

藤丸、大神の地元コンビに注目

 藤丸、大神の地元コンビにも注目だ。福岡を走れば気合倍増し、戦力も大幅アップ。当地のマスターズリーグは藤丸が5年ぶりで大神は初参戦。地の利を生かし、レースを制圧するような強さを見せつけたい。

SGグラチャンでも優出し、トップレベルでも通用するさばきを誇る上平

今期勝率7点超 平尾、上平、吉川

 地元勢に対して、今期勝率7点オーバーの平尾、上平、吉川らが遠征勢の主力を形成する。平尾は現在福岡3節連続優出中。コースを問わない攻撃力を持ち、難水面も乗りこなす。F2となり戦力ダウンは否めない上平だが、元来さばきで勝負する選手。S勝負ができない分、テクニックが逆に際立つシーンもありそう。

 一方、今期は6優出2Vで7期ぶりの勝率7点ペースと充実しているのが吉川。唐津のマスターズリーグ第4戦では10戦7勝のピンラッシュで優勝。再びシリーズ席巻をもくろむ。

渡辺伸太郎も有力なV候補

 福岡で高い実績を残す渡辺伸太郎も有力なV候補。当地のマスターズリーグは2017年、2019年と2度の優勝。さらには周年記念や正月レースでの優勝もある水面巧者だ。

 豪快な攻めが魅力の鈴木博や、今期8優出と安定感ある江本真治に、福岡通算6Vの実績を残す島川光男らも注目。2節前のG169周年に出場した山崎義明や、三嶌誠司、深井利寿、大平誉史明らも優勝争いに加わってくる。

(2022/9/22紙面掲載)

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