【ボートレース】下関のエース機候補「42号機」 開催中ミッドナイトは佐口達也が手中にし大暴れの予感

注目エンジンを手にした佐口

初下ろしシリーズで展示好タイム

 ボートレース下関で現在使用されているエンジンは3月が初下ろし。現在開催されているミッドナイトレースが6節目で使用期間は比較的短い。2連対率などの数字は乗り手に左右されるため参考程度と言える。A1が乗るのとB級が乗るのとは大違いだからだ。2連対率が40%でも、A1ばかり乗ってこの数字ではいいエンジンとは言えないだろう。30%でもB級ばかり乗ってこの数字なら期待が持てる。今後どれがエース機になるか。

 エース機候補筆頭は42号機とみる。初下ろしの女子レースでは高い事故率を抱えていた赤井睦が予選を突破して準優に乗った。「ペラが合えば伸びがいい。出足、回り足は普通」とコメントした。下関のタイムは自動計測で正確とされるが、赤井は展示タイムが出ていたのが印象に残っている。

 3月末の「海響ドリームナイター6周年記念 COME ON!FM CUP」ではA1勝負駆けだった山下昂大が使用。赤井と同じく準優に乗った。優出は逃した。山下は「中堅上位はある」と話していた。

温水パイプ外れてからも好調

 温水パイプが外れた「にっぽん未来プロジェクト競走in下関」ではさらにパワーアップ。引き当てた冨成謙児は強力な舟足で優出に成功した。「ぐいぐい出て行くことはないけど、スリットの足がいいし、道中の足も良かった。トルク感があって乗りやすいのが一番かな。ターン回りもいいし、これがエース機なんじゃないですか」とかなり高く評価していた。

 9日開幕した今節のミッドナイトでは佐口達也=写真=が使用。ただ、当地を走るのは3年ぶり。「下関は久々なので」と少し不安材料もあるようだ。現在6期続けてB1と低迷しているが、期始めにいいとされるエンジンを引けたのは大きい。大暴れに期待したい。 (尾本 恭健)

(2023/5/10紙面掲載)

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