【ボートレース】山口真喜子 大村フレッシュルーキーが180日間のF休みから復帰

F3の長い休みを終えてレースに復帰した山口

昨年11月に初優出も立て続けにF

 ボートレーサーの山口真喜子(26歳・長崎支部)が帰ってきた。昨年12月25日に大村でFを切り、続くからつでも30日と31日にF。苦悩の年末を迎えた。2023年は大村のフレッシュルーキーに選ばれて期待されていたが、その前に出ばなをくじかれた。F3の合計180日のF休みを終え、8月の下関で復帰。12日まで地元の大村を走っていたので話を聞いた。

 ―お帰りなさい?

 「復帰戦はドキドキですごく緊張しました」

 ―思い出すのも嫌かも知れませんが、F3になった時の気持ちは?

 「絶望の一言です。1本目の大村では、準優が決まっていたのに…。11月に初優出して気合が入っていた時でした。3本目の時は、さすがに周りも声をかけにくかったようですし、泣きました」

「焦らず、コツコツと」

 ―F休みの間はどう過ごしていましたか?

 「大村では練習する日が少なかったのですが、からつで練習させていただける機会をもらいました。Fを切ったのに、『練習していいから』と言っていただいて」

 ―師匠の大串重幸選手は何と言われました?

 「F3になった時は怒られました。それでも『気持ちを切り替えて、レースに復帰したら思い切っていきなさい』と声をかけていただきました」

 ―2節走って今の気持ちを教えてください?

 「前期はA級になりたくて焦っていたのかもしれません。今はもう事故はしない。Fだけじゃなくて転覆なども。そういった気持ちです。焦らず、コツコツ頑張っていきたいと思います」

 F3の前は豪快なターンが山口の魅力だった。まだ事故点を考えながらのレースにはなりそうだが、きっと強い走りが戻ってくるはずだ。温かく見守っていきましょう。 (長谷 昭範)

(2023/9/13紙面掲載)

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