【ボートレース】北川太一 伸び足復活させ「初優勝とA1定着」へ/記者が選んだ2024イチ推し選手

優勝戦の連敗に終止符を打ち、今年こそは頭角を現したい北川

優出28回 悲願の「アレ」目指す

 4日に31回目の誕生日を迎えた。父は61歳で今も粘り強い走りで活躍中の北川敏弘(57期)。2012年5月にデビュー以来、親子レーサーとして注目を浴び、若手から中堅へとさしかかっている。初優出(4着)は4期目の地元からつで達成。勝率5・50で7期目(2017年前期適用)にA2級入り。昨年7月からの半年間はA1レーサーの仲間入りを果たし、9月のからつ70周年でG1初勝利を挙げた。

 新年を迎えてA1から降格したが、最近4期はA2以上を維持。なかなかブレイクとはいかないが、それなりの活躍は見せている。そんな中での今年の目標は「初優勝とA1定着です」。ここまで優出は28回を数えるが、連敗から抜け出せず。昨年8月の住之江一般戦は、優勝戦で初めて1号艇を獲得。大チャンス到来だったが、イン戦不発で大敗を喫してしまった。

 ノルマ達成へやるべきことは明確で、武器となる「伸び足」を復活させること。最近は調整が迷い子気味だが「古賀繁輝さんにペラのアドバイスをもらいました。今後に生かせそうです」。正月戦は予選落ちだったが、近況絶好調な先輩からのアドバイスは大きな収穫となった。

 佐賀支部は、ルーキー世代を先導する末永和也と定松勇樹のトップルーキーが目覚ましい活躍を見せているが、太一も期待の一人。悲願の「アレ(優勝)」を飾り、今年こそは飛躍の年としたい。 (高木 拓也)

◆北川太一(きたがわ・たいち)1993年1月4日生まれ、31歳。佐賀県伊万里市出身、佐賀支部。2012年5月、110期生としてからつでデビュー。13年12月からつで初優出。通算では28回優出、優勝はなし。父は北川敏弘(57期)。同期は上條暢嵩、村上遼、森永隆ら。生涯獲得賞金は1億6110万4074円。158センチ、52キロ。血液型A型。やぎ座。

(2024/1/9紙面掲載)

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