【ボートレース】ボート界の退職勧告 今期はベテラン大量引退の危機

選手数の適正化 4期通算勝率3.80以下適用

 あまり大っぴらには公表されていないが、ボート界は勝率の低い選手に対する退職勧告がある。4期通算勝率が3・80を下回った選手が対象。デビューして3年間は免除されるが、4年目からはこのルールが適用されるので、最近は若くして引退する選手も決して少なくはない。

 このルールが設けられた背景には選手数の適正化がある。あまりにも選手数が増えすぎると、基本的な斡旋本数である、A級が月3節、B級が月2節というラインが崩れてしまうからだ。

 選手会が目指す選手数は1400人とか1500人とか言われているが、実際にはそこまで選手数は減少していない。現時点の選手数は1598人で、9月には131期25人が新たに選手登録される予定。そうなると9月末の時点での選手数は1623人あたりになる。

選手総数1600人以上でさらに厳しく

 実は選手数が1600人を超えると、さらに厳しいルールが適用される。それは登録33年以上の選手が対象で、4期通算勝率4・80未満の選手が足切りされるもの。さらに33年未満の選手で4期通算勝率が3・80を上回っていたとしても、4期通算勝率が低い順に足切りされるというルールもある。

 選手数が1600人を超えた時、まず33年以上のベテランの勝率の低い選手が退職勧告を受け、それでも選手数が1600人を超えている時は、33年未満の勝率の低い選手が退職勧告を受けるという、非常に厳しいルール。

 通常、勝率が低い選手は4期通算3・80以上の勝率を目指すが、今期はこれをクリアしたからといって安泰ではないということ。さらに言うなら33年以上のベテラン選手にとっては、3・80どころか4・80という高い数字をクリアしなければならない厳しい状況に追い込まれていることになる。 (井上 誠之)

(2022/8/24紙面掲載)

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