【ボーイズリーグ】八幡南 上位打線活発!4年連続春決めた/春季全国大会北九州予選(中学生の部)

第53回春季全国大会【中学生の部】北九州支部予選(2022年11月26、27日、12月3日・本城球場ほか)

 来年3月26~31日に東京などで開かれる「第53回春季全国大会」中学生の部、北九州支部予選は13チームが参加して行われた。決勝で八幡南ボーイズが山口ボーイズを11-3で下し、4年連続6度目の本戦出場切符を獲得した。

4連覇を飾り笑顔の八幡南ナイン

▼決勝
八幡南 110 032 4=11
山 口 001 010 1=3

古賀起点に葉山ら中軸へ打線つながる

 八幡南は決勝で山口に11―3と大勝した。1番の古賀を起点に葉山ら中軸につなぐ打線が活発で、スクイズなど小技もきっちり決めて得点を重ねた。

 打線を引っ張ったのは古賀。流し打ちを得意とする左打者は、7回の左越え3点三塁打など安打3本すべてを左方向に運んだ。「逆方向を意識して打つことができた。それが自信になっている」と喜んだ。

 4番の葉山は好機で勝負強かった。初回は2死三塁から中前に先制打を放ち、「いいところに飛ばして得点につなげたかった」と笑顔。6回にも2点二塁打を放った。四球で出塁した5回は二塁に進み、本間のスクイズで三走に続いて生還。チームに勢いを与える2ランスクイズとなり「足は速い方じゃないけど隙があったので狙った」と振り返った。

準決勝では6回に同点の2点三塁打を放った八幡南・葉山

柴田翔ら投手陣安定

 大会を通して左右4人の投手は安定しており、全4試合で計8失点だった。右腕の柴田翔は準決勝の宇部戦で、4回1死満塁のピンチで登板すると後続を打ち取ってチームに流れを呼び込んだ。「後ろ(守備)を信じて投げた。真っすぐがコースに決まっていた」と納得の表情。決勝では3番手で3イニングを自責点1に抑えた。

 層の厚い投手陣に対する古賀監督代行の評価は高く、「投手はいるので全国でも(上を)狙える」と話す。

決勝で3回自責1の八幡南・柴田翔

 小倉との2回戦で、7回2死走者なしから逆転勝ちしたようにチームには粘り強さもある。投打がかみ合い、こうしたチームの良さも発揮できれば、全国制覇も決して夢ではない。(弓削 大輔)

(2022/12/9紙面掲載)

※新聞紙面(12/9)では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および準決勝~決勝のバッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載(1、2回戦の記録は12/2掲載) <バックナンバ-お買い求め方法

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