【ボーイズリーグ】黄城 1点差制して4年ぶり春切符ゲット/春季全国大会・小学生の部九州ブロック予選

第53回春季全国大会<小学生の部>九州ブロック予選(2023年2月18、19日、熊本・山鹿市カルチャースポーツセンター第3グラウンド)

 3月26~31日に東京・大田スタジアムなどで開かれる「第53回春季全国大会」小学生の部、九州ブロック予選は7チームが参加して行われた。西九州支部同士の対戦となった決勝で黄城ボーイズが諫早ボーイズに5-4と競り勝ち、4年ぶり4度目の本戦出場を決めた。

決勝の5回、本塁打を放った岩永(99番)を出迎える黄城ナイン

▼決勝
諫 早(西九州)000 211=4
黄 城(西九州)310 01X=5

岩永 だめ押し弾含む3打席連続長打

 諫早に競り勝った黄城ナイン。次々とマウンドに駆け寄り、歓喜の輪が広がった。その中心に、決勝で3打席連続長打を放ち、優勝に貢献した岩永がいた。

 4―3と1点差に迫られた直後の5回。先頭で岩永に打席が回った。カウント1―1から振り抜いた打球は、右翼ネットを越えた。自軍に流れを引き戻す価値ある一発に「思ったよりも打球が伸びた。柵越えは初めてなのでうれしい」と笑った。

 163センチ71キロと小学生離れした体格で、力強い打撃が持ち味の3番打者。5回のアーチに加え、初回に先制の中越え適時二塁打、2回にも左中間に適時二塁打を放ち、3打点を挙げた。「しっかりボールを見ることと、タイミングを合わせることを意識したのが良かった」と話した。

決勝で長打3本を放った黄城・岩永

福田 全試合でマルチ安打

 6番の福田もバットで活躍した一人。準決勝の薩摩南洲戦で2回に2打席連続安打を放つなど、全試合でマルチ安打を記録した。「スイングの形と思い切り振ることを意識した練習をし、打撃が良くなった」と喜んだ。

準決勝の2回、2点二塁打を放ち喜ぶ黄城・福田

守りもレベルアップ

 大会を通して失策は1回だけと、堅守も光った。決勝の6回は再び1点差に迫られ、なお無死三塁とピンチが続いたが、もう一度全員で集中力を高め、しっかりとリードを守り抜いた。福地主将は「徹底して守備を鍛えた成果を出せた」と胸を張った。

 攻守に安定感も増したチームは東京決戦でも飛躍が期待される。キャプテンは「九州代表として誇りを持って挑戦者の気持ちで頑張る」と意気込んだ。(弓削 大輔)

(2023/2/24紙面掲載)

※新聞紙面(2/24)では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法

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