【ボーイズリーグ】飯塚ボーイズ逆転V 新チームでも優勝争いの主役だ/福岡県北支部ジュニア大会

第10回福岡県北支部ジュニア大会(2023年6月18、24日・穂波野球場ほか)

福岡県北支部の中学1、2年生による「ジュニア大会」は8チームが参加して開かれた。決勝で飯塚ボーイズが宗像ボーイズに3―2と競り勝ち2年ぶり3度目の優勝を飾った。

3度目の優勝を飾った飯塚ナイン

▼決勝
宗 像 000 110 0=2
飯 塚 000 102 X=3

中丸3安打「調子は最高」 松川決勝打「チームのため」

 飯塚は決勝で宗像に逆転勝ちした。1、2年生に有望選手が多く、9月からの新チームでの戦いに向けて、弾みをつけた。

 2年生の6番・中丸が二度の同点打で貢献した。0―1で迎えた4回は、2死一塁の場面で左翼線を破る適時二塁打。5回にまた1点をリードされたが、6回の1死三塁では、「狙い通りのセンター返しが打てた」と中前に運んだ。1死後に2年生・松川の二塁打で一塁から走り、決勝点となるホームも踏んだ。

 中丸は2回にも左前打を放っており、この試合は3安打の固め打ち。もともとは、投手志望で試合に出る機会は少なかったが、出番を求めて野手での出場を直訴したという。6番・右翼で起用された期待に応え、「1試合で3安打は初めて。打撃の調子は最高だった」と胸を張った。決勝打の松川は「チームのために走者をかえすことだけ考えた」と振り返った。

決勝の6回、勝ち越しの一打を放つ飯塚・松川

1年生にも逸材 チーム内競争でレベルアップへ

 2年生には、エース右腕の森永や4番を務めた加納をはじめ、3年生も含めたレギュラーチームでも主力を担っている選手がそろう。さらに好打者の古賀ら1年生にも楽しみな選手がおり、今秋以降も福岡県北支部の各大会で優勝争いの中心となりそうだ。

 春山監督は「1年生もどんどん使っていく。競争をさせていきたい」。今夏に逃した全国大会の出場、そしてその先にある日本一を目指し、まずはチーム内で競い合っていく。 (弓削 大輔)

(2023/7/8紙面掲載)

※新聞紙面では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法

関連記事

過去記事(月別)

ページ上部へ戻る