【ボーイズリーグ】福岡志免ボーイズ2季連続8強 初戦サヨナラ、3回戦で京葉を完封/春季全国大会(中学生の部)

スターゼンカップ第54回春季全国大会(2024年3月26~31日、東京・大田スタジアムほか)

 「第54回春季全国大会」が開かれ、全国の各支部・地区代表が春の日本一をかけて激闘を繰り広げた。小学生の部に16チーム、中学生の部に44チームが出場。九州勢は小学で、九州代表の黄城ボーイズ(西九州支部)が準優勝した。中学は、福岡志免ボーイズ(福岡県南支部)が8強、県央宮崎ボーイズ(宮崎県支部)が16強に入った。優勝は小学が東京世田谷ボーイズ(東京都西支部)、中学が春日部ボーイズ(埼玉県東支部)だった。

2回戦でサヨナラ勝ちを収め、歓喜する福岡志免ナイン

▼中学生の部
2回戦 福岡志免5-4和歌山南紀
3回戦 福岡志免2-0京葉
準々決勝 狭山西武6-5福岡志免(延長9回タイブレーク)

初戦は3番・堀内が試合決めた

 福岡志免は準々決勝で惜しくも敗れたが、昨年8月の選手権大会に続き、夏春連続で全国8強入りを果たした。

 初戦の2回戦は、和歌山南紀にサヨナラ勝ち。試合を決めたのは、打順3番の堀内だった。4―4で迎えた7回1死一塁の好機で右中間三塁打を放ち、「序盤のチャンスで打てず、チームに迷惑をかけていた。自分のやってきたことを信じて、やるしかないと思った」と喜んだ。

 一塁走者で主将の江隈は「僕が出塁した2回に堀内はゲッツー(併殺打)に終わっていた。4番の中川もいるので、お前が決めなくてもいいから、ゲッツーだけはやめてくれよと思っていたら、まさかの結果だった」と、冗談交じりに殊勲打をほめた。

大会を通して好投した福岡志免・尼ケ崎

3回戦で春V2王者を尼ケ崎-矢ヶ部で完封リレー

 続く3回戦では、過去にこの大会を2度制している京葉と対戦し、2―0で破る「金星」を挙げた。先発右腕の尼ケ崎が3回まで無失点に抑えると、2番手の矢ヶ部も4イニングを封じ込み、完封リレーが決まった。

 準々決勝は延長戦の末、狭山西武に惜敗したが、全国区の強豪を相手に、力を発揮して堂々と戦い抜いた。近藤監督は「初戦では、2番手で考えていた投手にアクシデントがあり、矢ヶ部が登板することになった。あまり経験はなかったが、よく投げてくれた」とたたえた。

※新聞紙面(4/5)では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および九州ブロック関係全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法

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