【ボーイズリーグ】八幡南ボーイズ 二転三転激闘制して待望の現チーム初優勝/九州選抜大会北九州支部予選(中学生の部)

第20回九州選抜大会【中学生の部】北九州支部予選(2024年2月24、25日、3月30日・本城球場ほか)

 「第20回九州選抜大会」(中学生の部)の支部予選が各地で行われた。代表2枠の北九州支部予選は、決勝で八幡南ボーイズが山口防府ボーイズを11-8で破り、同予選3連覇を飾った。本大会の出場は八幡南が3年連続6度目、山口防府が3年ぶり2度目。九州選抜大会は4月27、28日に北九州市の本城球場などで9支部の代表16チームが春の九州王者の栄誉を競う。

優勝を決め、笑顔の八幡南ナイン

▼決勝
八幡南11-8山口防府

西日本選抜サヨナラ負けで奮起 執念でつかんだ金メダル

 八幡南が現チームで初優勝を飾った。決勝は二転三転の展開となったが、ナインの執念が勝り、待望の金メダルをつかんだ。

 0―3の4回表に井土の適時二塁打などで5点を入れて逆転したが、その裏に5点を取られて再びリードを許した。しかし、5回表に攻め立て、再逆転に成功した。原田の適時二塁打で1点を返し、その後1死二、三塁の好機で、途中出場の中原が右越えに同点の2点三塁打。さらに高橋が右前適時打を放ち、これが決勝点となり、6、7回にも1点ずつ加えた。

 主将の荒井は「西日本選抜優勝大会の決勝でサヨナラ負けしてから、自分たちで考えて野球をしようと話し合った。チームのみんなが頑張ってくれたおかげ。感謝しかない」と笑顔で語った。

決勝の5回、勝ち越しの適時打を放つ八幡南・高橋

中原ら新2年生躍動 高橋ら3年生にも刺激

 中原、井土、原田らは新2年生。捕手の中原はこれまでベンチ入りした試合が数えるほどしかなく、決勝は公式戦初マスクだった。「頭の中が真っ白になっていた」と緊張しながらも、1学年上で3番手の春本らを好リード。5回の同点打については「逆方向へ強い当たりを打とうと思っていた」と振り返った。

 下級生の活躍は、新3年生に刺激を与えた。決勝打の高橋は「後輩が頑張っているので、このままではヤバイと思った」と、焦りを感じながらも、勝負所で結果を出して先輩の意地を見せた。

 徳野監督は「思い切って使った中原らが結果を出してくれ、チーム内で競争が激しくなる。3年生ももっと頑張ってほしい」と、チーム力の底上げに期待を込めた。 (弓削 大輔)

※新聞紙面では選手名フルネ-ム表記、全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法

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