【ボーイズリーグ】福岡 「監督を胴上げする」有言実行でつかんだ6年ぶり夏切符/選手権大会福岡県南支部予選

第53回選手権大会【中学生の部】福岡県南支部予選(2022年6月12、18、19日・西畑運動公園野球場ほかほか)

 夏の日本一を決める「第53回選手権大会」(8月2~7日・大阪シティ信用金庫スタジアムほか)の「中学生の部」出場チームが次々と決まっている。福岡県南支部予選の決勝は福岡ボーイズが福岡福津ボーイズに4-3と競り勝ち、6年ぶり2度目の本戦出場を決めた。

全国出場を決めて歓喜に沸く福岡ナイン

▼決勝
福 岡 000 022 0=4
福岡福津200 000 1=3

5回 山田、川崎の連続長打で同点

 福岡が1点差ゲームを制して6年ぶりの優勝を飾った。ナインは優勝が決まると歓喜の輪を広げ、矢野監督を胴上げした。山田主将は「『監督を胴上げする』と言っていた。有言実行できた」と胸を張った。

 福岡福津との決勝は逆転勝ちだった。2点を追う5回に山田主将と川崎の連続長打で同点。6回に2死二塁から藤崎が右中間を破る適時三塁打を放ち、「いい感じで打席に入れた。自分が決めようと思った」と振り返った。

決勝の5回、同点の適時二塁打を放つ福岡・川崎

2年生藤崎 グラブに刺しゅう「俺が決める」

 決勝打を放った藤崎は2年生でただ一人のレギュラーで、グラブには「俺が決める」と刺しゅうが施されている。守備力を買われている一方、これまで打撃で結果を残せていなかった。

 糸島との準決勝でも、延長8回2死満塁の場面で「狙っていた外角を芯で打てた」という一打が走者一掃の二塁打となり、勝利を決定づけた。

 2戦続けての決勝タイムリーの活躍となり、「これまで我慢して使ってきた」と言う矢野監督の期待に応えた。

準決勝の延長8回、3点二塁打を放ち、喜ぶ福岡・藤崎

「全国でも監督を胴上げ」有言実行だ

 現チームは今年2月まで上位に勝ち上がれていなかったが、3月以降は優勝3回と快進撃が続く。「ここで終わるんじゃない。もっと上を目指して練習したい。全国でも監督を胴上げできるように」。山田主将は力強く語った。 (弓削 大輔)

(2022/7/2紙面掲載)

※新聞紙面(7/2)では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および2回戦~決勝のバッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載(1回戦の記録は6/17掲載) <バックナンバ-お買い求め方法

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