【ボーイズリーグ】PLAY BACK 2021.9-2022.8 BOYS LEAGUE FUKUOKA

アサヒ緑健カップ第39回山鹿選手権大会IN福岡 開幕前特集

21年秋~22年夏を振り返る

 3年生主体のチームがスタートした昨年9月、福岡県は新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言中だった。本来なら新チーム初戦となるはずだった地区大会が次々と中止となり、練習試合も含めて実戦感覚を十分に磨けない中で九州大会予選となる秋季大会を迎えたチームも多かった。

北九州支部の秋季大会を優勝した山口防府ナイン
福岡県南支部秋季大会でジュニア大会に続く優勝を飾った福岡志免ナイン

山口防府&福岡志免 先輩から「勢い」引き継ぐ

 その中で好スタートを切ったのは、現高校1年の年代から引き継いだ「勢い」のあるチームだった。北九州支部の秋季大会は夏の選手権大会に出場した山口防府が制した。福岡県南支部も同じく選手権大会に出場して4強入りし、7月のジュニア大会でも優勝していた福岡志免が優勝した。

宗像は福岡県北支部秋季大会を制し、九州大会でも準優勝と飛躍した

宗像が好発進 九州大会でも準優勝に

 福岡県北支部は宗像が優勝した。上の学年が少なかったこともあり、それまでコールド負けばかりだったチームが急浮上。鹿児島で開かれた九州大会本戦でも準優勝に輝いた。

決勝で完封勝利した糸島が秋の九州チャンピオンに輝いた

糸島 投手陣好投で秋の九州王者に

 九州大会を制したのは、福岡県南支部第3代表の糸島だった予選は準決勝で敗れたが、出場権をかけた抽選で勝利。本戦では投手陣の好投が光った。

 11月の長崎傅記念大会はホストチームの九州古賀が優勝。小倉が4強入りした。

3年連続で春季全国大会出場を決めた八幡南
上津役は秋季大会、春季全国大会予選と2連続で決勝に進出した
山口は春季全国大会北九州支部予選で創部以来初勝利を挙げ準決勝に進出した
春季全国大会福岡県北支部予選は飯塚が優勝した

八幡南 3年連続の春 飯塚 夏春連続で全国へ

 春季全国大会の北九州支部予選は八幡南が3連覇を達成。秋季大会では初戦でコールド負けしたが立て直した。上津役が秋季大会に続く支部大会2連続の決勝進出を果たしたほか、山口が創部以来初勝利を挙げて準決勝に勝ち上がった。福岡県北支部予選は飯塚が走攻守に力を発揮して夏春連続の全国出場を決めた。

春季全国大会出場を決めて歓喜に沸く筑後ナイン

筑後 接戦制して初の春切符

 福岡県南支部予選はコロナ禍の影響で年明けの2月に開催。筑後が決勝で糸島との接戦を制して初の春切符を獲得。本戦でも1勝した。この予選では二日市が4強入りしたほか、福岡志免を破った福岡春日などの健闘が光った。

 九州さわやか大会では現チームで苦戦続きだった福岡が優勝。この大会を機に、福岡は2022年の上位戦線をリードすることになる。

 西日本選抜優勝大会は中四国ブロックの浜田が優勝したが、準優勝した糸島のほか、九州古賀、福岡と福岡県南支部勢が4強のうち3チームを占めた。

準優勝続きだった西田川が久々の金メダルを手にした
八幡東は初めての決勝戦を笑顔でプレーした

西田川が待望V 八幡東は創部以来初の決勝へ

 4月は九州選抜大会予選。福岡県北支部は西田川が決勝で宗像に1点差で競り勝った。最近は決勝に勝ち上がっても準優勝ばかりだったが、ようやく金メダルをつかんだ。

 北九州支部予選では八幡東が創部10年で初めての決勝に進出。優勝は八幡南だった。

近年低迷していた須恵が九州選抜大会の出場を決めた

須恵12年ぶりに準決勝進出

 福岡県南支部予選は須恵が12年ぶりに準決勝まで勝ち上がり、抽選勝ちで支部第3代表として本戦の出場権を獲得した。優勝は福岡、準優勝は九州古賀だった。

九州古賀は九州選抜大会で福岡勢唯一の4強入り

九州古賀 九州選抜大会4強 飯塚がゼット旗制す

 九州選抜大会の本戦は2回戦で八幡南との激闘を制した九州古賀が福岡勢で唯一の4強入り。須恵がグッドマナー賞に輝いた。

 5月のゼット旗争奪福岡大会は飯塚が3日間で6試合の厳しいトーナメントを制して初優勝。3年生でこれまで出番が少なかった選手や1年生まで幅広い起用で、決勝では福岡に逆転サヨナラ勝ちして栄冠をつかんだ。

鷹羽は選手権大会福岡県北支部予選で準優勝と飛躍した
小倉は選手権大会予選で2回戦サヨナラ勝ちから勢いをつけて準優勝した

宗像10年ぶり夏 八幡南は春夏連続

 夏の全国をかけた選手権大会予選。一足早く始まった福岡県北支部予選は宗像が3戦全てコールド勝ちで優勝。10年ぶりの夏切符をつかんだ。また鷹羽が現チーム初の決勝進出と飛躍した。北九州支部予選は八幡南が小倉の挑戦を退けて春夏連続出場を決めた。

福岡は選手権大会とジャイアンツ杯のダブル出場を決めた
福岡福津は選手権大会予選で準優勝に輝いた
篠栗も選手権大会予選で4強と健闘した

福岡6年ぶり夏&G杯 福岡福津が準V躍進

 福岡県南支部は福岡が準決勝、決勝と接戦を制して6年ぶりの選手権大会出場を決めた。今年は公式戦未勝利だった福岡福津が大きく飛躍して準優勝。篠栗が4強入りと健闘した。

 ジャイアンツ杯の福岡代表決定戦はボーイズ勢が活躍。福岡が優勝して選手権大会とのダブル出場を決め、準優勝の九州古賀は前身の大会を含めると24年ぶりの出場を決めた。

鹿児島大会では福南が4強入りした

福南 鹿児島大会で4強

 コロナ禍で2月から7月に延期となったダイワハウス杯北九州大会の決勝は選手権大会予選と同カードとなり、八幡南が小倉を破った。鹿児島大会で福南が4強入りした。

 選手権大会は福岡勢は未勝利に終わったものの、ホークス杯で小倉が4強、ジャイアンツ杯で福岡が8強と健闘した。

 3年生ボーイズリーガーは1年の入部時に新型コロナウイルス感染拡大の第1波でチーム練習ができなくなるなど、困難の連続だった。それでも、それぞれの目標に向かってがむしゃらに白球を追いかけた3年間。最後の公式戦「アサヒ緑健カップ山鹿選手権大会IN福岡」で集大成を飾る。

フォトギャラリー 2021.9-2022.8

(web限定、2022/8/19公開)

※8/19のスポーツ報知西部版紙面で「アサヒ緑健カップ第39回山鹿選手権大会IN福岡」の特集ページを掲載。内容は出場全選手名簿、大会の展望や10チーム分の別カット写真 <バックナンバ-お買い求め方法


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