【ボートレース】大村グランプリは1-3「かもめ舟券」に注目だ

グランプリ開催の準備が始まっているボートレース大村

人口10万人未満の地方都市で初のGP開催

 22日からのSGチャレンジカップが終わると、いよいよグランプリ(GP)メンバーが決まる。今年の舞台は、ボートレース発祥の地・大村だ。

 長崎県大村市の人口は、9万8千人余り。10万にも満たない地方都市で、ボートレース最高峰のGPが行われるのは史上初めてだ。記者は5年ほど前から大村担当となり、市内に移り住んだ。長崎空港があり、高速道路も通っている。9月には西九州新幹線が開業し、「新大村駅」が誕生した。交通の利便性が良く、大村湾の海の幸をはじめ食べ物もおいしい。これを機に、多くの人にぜひ足を運んでもらいたいところだが、コロナ禍だからそうも言っていられない。

1マークに北風対策の防風ネット設置

 なので、場外発売場やネットで舟券を購入するファンに、担当者として予想のアドバイスを。GPに間に合うように、1Mにも防風ネットが設置された。冬に強く吹く、北風対策だ。全国でもインの強いレース場だが、北風(向かい)が強い時はセンターが利いて、インが苦戦することもあった。しかし、防風ネットの効果が発揮されれば、さらにインが強くなりそうだ。逃げた時の相手(2着)は2コースが最多。昨年12月以降の2連単の出目では1-2が22・6%で1位。2位の1-3は17・4%だった。

北西からの横風時は1-3の発生率アップ

 ただ、北西の風(対岸からの横風)は、1Mの防風ネットだけでは防ぎきれない。横風が強い時、2コースは出足が良くないと、大敗の危険性がある。こうなると、インの相手は3コースが増える。横風が4メートル以上の時は1-2が20・9%なのに対して、1-3は23・5%と逆転する。西九州新幹線かもめは、白と赤の車体がかっこいい。大村のGPは1-3の「かもめ舟券」に注目ですよ。(長谷 昭範)

(2022/11/16紙面掲載)

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