【ボートレース】前田将太が不動の主役 地元実力者が多数参戦の/福岡「どんたく特選レース」3日開幕

ボートレース福岡「どんたく特選レース」/2023年5月3-8日開催

 サマータイムのボートレース福岡「どんたく特選レース」はあす3日に開幕する。当地G1覇者の前田将太を筆頭に、塩田北斗、渡辺浩司、池永太、古沢光紀、仲谷颯仁、中辻崇人、松田大志郎、益田啓司、竹井貴史ら地元実力者が多数参戦。8日までの6日間にわたって激しい優勝争いを繰り広げる。小野生奈、川野芽唯、竹井奈美ら女子レーサーの活躍にも注目だ。

主役として福岡9度目の優勝を目指す前田

前田将太 1月江戸川でG1を2度目のV

 前田将が不動の主役だ。一昨年の周年制覇が印象深いが、福岡ではその後も地区選で優出3着、G3戦で準優勝など、5節走って4優出1V。期待に応える快走を見せてきた。昨年は8Vと優勝を重ね、今年になっても1月の江戸川周年でG1の2勝目をゲット。実力者がさらなる円熟期に入っており、DR1号艇から始まる今節も力強くシリーズをリードする。

昨年のG3戦を制すなど福岡は相性抜群の塩田

塩田北斗 水面相性抜群!5年で16節中12優出7V

 水面相性抜群の塩田が対抗格。当地は過去5年で16節走って12優出7Vと無類の勝負強さを誇る。昨年はダービー、今年はクラシックとSG出場も増え、上を目指してまだまだ成長過程。当地3月の一般戦に続く、福岡連続優勝を狙う。

古沢光紀、仲谷颯仁はリベンジへ

 V候補の一角となる古沢と仲谷は当地でのリベンジに燃える。古沢は正月戦の優勝戦1号艇で悔しい準優勝。仲谷は先月の一般戦で準優1号艇ながら5着と敗れた。ともに当地は優勝2回。3回目の優勝で雪辱を果たしたい。渡辺浩と池永も福岡は通算5Vと高い水面実績も残し、有力な優勝候補だ。

 今年3Vと決定力が光る中辻と松田にも注目したい。中辻は福岡で3回のG1優出があり、松田も当地でSG優出にあと一歩のシーンがあった。

先月の当地ヴィーナスシリーズで復帰後初優出と快走した小野

小野生奈ら女性陣も強力

 女性陣も小野、竹井、川野の期待の持てる実力者がそろう。先月に女子戦を走ったばかりというアドバンテージもあり、正月戦の渡辺優美に続き、女子の優勝者が出ても不思議はない。

 パンチ力ある走りで魅了する益田、当地2Vの竹井や、元フレッシュルーキーの竹下大樹も福岡は得意水面。現在フレッシュルーキーを務める飛翔と晟弥の篠原コンビにも期待したい。


地元で初優勝を目指し激走を誓う篠原

篠原飛翔 初優勝で恩返しだ

 強豪そろう地元戦でファンにアピールを誓う。前期は1点以上も勝率アップ。A2を飛び越し、一気に初のA1昇級を果たした。地元福岡では3回の優出。特に正月戦の6強入りが大きな自信になった。ただ、そこで次の課題も実感することに。「優勝戦に乗れたけど、外枠だったので内の人にしっかりレースをされて展開がなかった。次はもっといい枠で乗れるようにしたい」。直前の当地一般戦では準優1枠の活躍。準優で2着に敗れて新たな課題も出てきたが、優勝争いを演じるためにさらに上の結果を求めている。

 フレッシュルーキーという肩書が飛躍につながる原動力だ。「(福岡を)走る機会が増えて気持ちの面が全然違う。関係者の方やファンの方に見てもらえていることがすごく大きい。よかったね、とか、うまくなったね、とか言ってもらえて。負けられないという思いが自然と強くなってます」。期待と注目を力に変えて躍進中。結果で恩返しするためにもまだまだ努力を続ける。

(2023/5/2紙面掲載)

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