【ボートレース】唐津ボートは水神祭ラッシュ! 伸びにこだわる岡暢祐は特に注目だ

走るごとにチルトが注目となる岡

7月下旬~8月上旬にかけ4選手が初勝利

 ボートレースからつは水神祭ラッシュ―。7月は22日から6日間にわたりルーキーシリーズ第12戦が行われた。トップルーキーの定松勇樹が地元初優勝を飾って幕を閉じたが、2日目9Rでは大島隆乃介(福岡)が道中逆転で勝利。3日目5Rは岡暢祐(長崎)が5コースまくり。131期の両者、大島は132走目、岡は84走目にしてのデビュー後初勝利だった。

 続く今月1日からの6日間シリーズでは、初日1Rで130期の仲本舜(福岡)が5コースから抜きを決めると、2日目は129期の森口和紀(福岡)が大外からまくり差し。仲本は145走目、森口は246走目で水神祭を飾り、ともに予選突破(準優進出戦)も果たした。今後の活躍が楽しみな4人だが、レーススタイルに注目したいのが伸び仕様に取り組んでいる岡だ。

岡は津留浩一郎の助言でチルト跳ね

 大分県出身の岡は長崎大学を卒業後にボートレーサーの道を志す。長崎支部では津留浩一郎に指示を仰ぎ、「バカやるなら早いほうがいい」の助言でチルトを跳ねた調整に挑戦中。唐津を走る2節前の鳴門一般戦、その後の大村ルーキーシリーズでも伸び特化にトライ。大村では伸び型で売り出し中の仲道大輔(愛知)にもアドバイスを請い、最終日はチルト1・5度で3着に食い込く好ファイト。唐津はチルトを最大限に上げた3度で一撃を決めた。今後については「チルトは枠によって考えますが、伸び仕様を勉強することによって武器は増えますからね」。現在は12日まで行われる地元大村一般戦に臨んでいる。伸び特化の飛び道具がある岡のチルトから目が離せない。 (高木 拓也)

(2023/8/9紙面掲載)

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