【ボートレース】133期新人11月デビュー 安河内鈴之介の出世に期待

原田教官も高評価する安河内

養成所チャンプは小林京平

 「第133期選手養成員」の修了記念競走及び修了式が9月22日にボートレーサー養成所で行われ、注目の養成所チャンプ決定戦は3号艇だった小林京平(25・山口支部)がまくりを決めて優勝した。晴れてボートレーサーとなった27人(女子9人)は11月に各地でデビューする。その注目選手を紹介しよう。

 リーグ戦でナンバーワン勝率の7・32を挙げたのは渋川夏(20・大阪)で優勝は2回。イン戦不発でチャンプの座は逃したが、コーナーの判断力に優れており有望株の一人。女子の長尾萌加(22・岡山支部)は渋川に次ぐ7・09をマーク。優勝こそないが、リーグ戦は4優出を果たし、そつなくレースをこなす。期最年長の小林は、勝率6・92(3位)で優勝は1回。チャンプにふさわしい好成績を残した。

安河内鈴之介は11月9日デビュー

 先に挙げた3人に加え、原田富士男実技教官が厚い期待を寄せているのが安河内鈴之介(19・福岡支部)だ。リーグ戦を重ねるうちに、旋回力に優れている訓練生には外枠しか回さないシステムを導入したが、その中の一人。勝率は6・09(8位)でチャンプ決定戦入りは惜しくも逃したが、原田教官は「Fが続いてしまい、B1扱いからも漏れたりして落ち込む時期はありましたが、ターンは上手。いずれ(早めに)出てくると思います」。元レーサーの目線から、スピード、整備力と、総合的な観点から出世の匂いを感じ取っている。

 「末永和也選手(トップルーキー)のようなレーサーになりたい」。次世代のスター候補末永を目標に掲げる安河内は、11月9日から福岡で開催される西部発刊25周年記念スポーツ報知杯争奪戦でデビュー、期待値高い新人のプロ初戦が待ち遠しい。 (高木 拓也)

(2023/10/25紙面掲載)

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