【ボートレース】小林京平 133期養成所チャンプ「3年以内にA級」

デビュー期ながら好走を見せる小林

デビュー戦下関で2着

 昨年11月から全国各地で133期が次々とデビュー。将来、有望株の一人として期待されているのは山口支部の小林京平。福岡県柳川市のボートーレーサー養成所、選手養成訓練終了記念競走で3コースまくりを決め、チャンプに輝いた。在校勝率も6・92で3位の成績。

 県立徳山商工高校を卒業後、一度は県内の工場へ就職したものの、ボートレーサーになる夢を諦めずに挑戦。1回目の試験で見事に合格した。

 「幼なじみの親類でもある江本(真治)さんと家族ぐるみで親交がありました」と、きっかけがあったそうだ。

 デビュー節となった11月の下関では、1走目で2着に強襲して高配当を提供。また、次節の徳山でも3着1回をマークした。それでも、この成績では物足らず、レースの合間は休むことなく積極的に水面に出て試運転を行っている。

 デビューして2か月が経過したが、「まだまだ覚えることが多い。乗艇姿勢など含め、道中で抜かれないような走りをしないと」と振り返る。

 133期では、終了記念競走で2着だった長尾萌加(岡山支部)が宮島で初勝利を挙げ、同期で水神祭の一番乗りとなった。これには、小林も負けていられないところ。

 「先を越されて悔しいのもあるけど、いい刺激を受けましたね。同期の活躍は励みになる」。

 また、2024年は勝負の年になりそう。「3年以内にA級になるのが目標」ときっぱり。

 ボートレーサーとしての素質は十分にある。数年後、ビッグレースで活躍する日が来るのが待ち遠しい。 (田原 年生)

(2024/1/3紙面掲載)

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