【ボートレース】3月にエンジン更新の下関 エース機候補は28、66、33の3基

下関のエース機候補筆頭の28号機

 ボートレースのエンジンの使用期間は1年間。ボートレース下関では毎年3月が更新時期でボートとともに新しいものに換わる。2023年3月から1年間使用されたエンジンは飛び抜けたエース機が不在だったが、更新後はいくつかパワーを秘めていそうなものがある。エース機候補を3基取り上げる。

 4月の巌流本舗杯まで4節を消化。使用期間はまだ短いが、エース機候補筆頭は28号機とみる。まだ2回しか使用されていないが、いずれも優出を果たしている。まず初下ろしのヴィーナスでは真子奈津実が伸びを節一級に仕上げて優出。乗り継いだ上田健太は真子ほど伸びなかったものの抜群のレース足を駆使してベスト6入り。優勝戦は6号艇だったこともあり、チルト2度の伸び仕様にした。悲願の初Vを目指したが、スリットから思ったほど伸びず6着だった。

66号機は中村日向が「エース機になる」

 66号機は3月のケーブルネット下関杯で中村日向が昨年9月尼崎ルーキーシリーズ以来6か月ぶりに優出。「全部の足がいい。節一です。このエンジンはエース機になる」と相棒を絶賛した。

 33号機もパワフルだ。3月のケーブルネット下関杯では池田雄祐がベスト6入り。準優は3着だったが、2着の選手が不良航法で賞典除外となり、優勝戦に繰り上がった。池田は「行き足は抜群にいいし、スタートもしやすくて勘とも合っている。ただ、特徴は出足系でスロー向き」と話していた。ただ、今月巌流本舗杯で使用した井上一輝は優出に成功したものの、そこまで目立つ舟足ではなかった。次節以降の動きに注目したい。

 今年のSGチャレンジカップは下関で開催される。それまでにどのエンジンがエース機となるか。しっかりチェックして紙面や本紙のSNS(X)などで伝えたい。 (尾本 恭健)

 (2024/4/10紙面掲載)

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