【ボートレース】山口真喜子 F禍乗り越えA級入り目指す『長崎のスピードクイーン』

豪快ターンが魅力の山口は、長崎支部期待の星だ

昨年掲載予定も執筆直前で立て続けにF

 じつは昨年(2023年)のイチ推し選手に登場する予定だった。取材を終えて、原稿を書こうと準備を始めた22年の年末。大村で1本目のF。続くからつでは立て続けに2本のFを切ってなんとF3に。その瞬間、からつ担当の高木記者からすぐさま連絡があり、急いで差し替えたという苦い思い出がある。

 自らのあっせん辞退も含めて7か月も走ることができなかった。8月に復帰してからは明らかにスタートを控えていた。「スタートだけではなく、とにかく無事故で走ることを考えていました」と振り返る。

 山口の魅力は何と言っても豪快なターンだ。思い切った全速戦。一つでも前を抜こうと迫力が伝わってくる。F3になる前からもターンは選手間だけでなく、記者やファンの間でも評判だった。余計なお世話だが、彼女のキャッチフレーズを勝手に考えてみた。

 『長崎のスピードクイーン』

 スタートや、エンジン出しなど課題はまだ多いし、足りない部分はあるが、ターンに関しては女子レーサーの中でも上位に入ると思っている。だからこそ、さらに磨きをかけてほしい。

 「そのように言ってもらえるのはうれしいです。レースでは一つでも前をと思って走っています。まだターンを失敗することも多く冷静さがない。スタートもF3のトラウマが残っていたり。今年の目標ですか? A級になることです」

 今年は幻の原稿にはならなかった。2年越しだが大いに期待している。A級になるという目標も幻にならず、現実になると信じている。 (長谷 昭範)

◆山口真喜子(やまぐち・まきこ)1997年3月20日生まれ。26歳。長崎県大村市出身。長崎支部。20年5月、126期として大村でデビュー。同年12月に大村で初勝利を飾り、22年11月に同場で初優出。同期には常住蓮、大沢風葵、島川海輝、野田彩加らがいる。師匠は大串重幸。生涯獲得賞金は3370万3516円。160センチ、46キロ。血液型A型。魚座。

(2024/1/7紙面掲載)

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