【ボートレース】瓜生正義 GP覇者が久々の“地元凱旋” 後輩にいい雰囲気見せる/若松G1全日本覇者決定戦 3/7-12

ボートレース若松G1「読売新聞社杯開設69周年記念・全日本覇者決定戦」 3月7~12日

 ボートレース若松(北九州市)のG1「読売新聞社杯開設69周年記念・全日本覇者決定戦」が3月7日に開幕する。昨年はグランプリを制覇し、MVPなど3冠に輝いた地元エースの瓜生正義を筆頭に白井英治、辻栄蔵、新田雄史ら昨年のグランプリ戦士が6人参戦。松井繁、井口佳典、田村隆信らSG覇者も20人参戦という豪華メンバーが集結。迎え撃つ地元福岡勢はベストメンバーの14人。そんな地元勢の中でも2年連続でグランプリに出場、オールスターの中間発表ではファン投票1位の西山貴浩と、グランプリ覇者として地元に帰ってくる瓜生正義に意気込みを聞いた。(井上誠之)

グランプリ覇者として地元水面に帰ってくる瓜生正義

GP制覇も気持ち切り替え

 ―昨年は2回目のグランプリ制覇、MVPなど3冠を獲得しました。

 「自分的には普段通りにできたかなと。ずっとイマイチだったペラも最後はまとまってきたし、結果が出てくれてよかった。最後の方は見えない力に恵まれた感覚ですかね」

 ―1回目のグランプリ制覇との違いは?

 「勝ち方が違ってたし、勝った後の感覚は違う気がしますね。ただ、節、節で気持ちは切り替えるので、昨年の優勝はもう、だいぶ昔の感覚です。余韻に浸るのは良くないと思ってますから」

 ―昨年のSGは45歳以上のいわゆるマスターズ世代が5勝しました。

 「刺激を受けることはないですよ。自分はやることは変えませんし、全力でできる限りのことをやり続けるだけですし。でもすごいな…とは思いますね。むしろ若手に刺激になるんじゃないでしょうか。今は勝率的には峰竜太が強いけど、SGの優勝となると接戦。1人が勝ち続けることはないし、群雄割拠と言えるかも。優勝しそうな人が多い感覚ですね」

地元勢のV遠い若松周年「発奮しないと」

 ―ところで若松周年は地元がなかなか勝てません。その理由はどう思いますか?

 「水面が特殊じゃないからですかね。特殊な水面ほど地元が強いですもんね。若松は福岡ほど特殊じゃないですし。それと単純に福岡勢が強くないんでしょう。僕も含めて発奮しないと」

 ―若松水面の相性は?

 「最近、良くなってきてますよ。一時は苦手な感覚があったんですよ。嫌な感覚はなくなりました」

 ―今年はどこを走ってもグランプリ覇者という目で見られますが。?

 「やることは変わらないけど心機一転頑張りたい。謙虚にいければいいかなと思っています」

 ―最後に意気込みを。

 「若松は地元と言っても走るのは久しぶり。久々に活躍したいですね。いい雰囲気を後輩に見せられれば。福岡支部で(たくさん)優勝に乗って、地元的に盛り上げられればと思っています」

◆瓜生正義(うりゅう・まさよし)  1976年3月5日生まれ、45歳。福岡県出身。福岡支部。95年5月に76期として若松でデビュー。96年11月に平和島で初優勝。98年7月常滑周年でG1初優勝。07年5月住之江オールスターでSG初優勝。SG優勝はグランプリ2回を含む11回。通算優勝は88回。生涯獲得賞金は歴代5位の約24億7425万円。身長158センチ、体重51キロ。血液型A。

西山貴浩 来たっ!! 俺の時代……!! 地元周年でファンに恩返しだ

(号外PR版紙面、2022/2/22Web公開)


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