【ボーイズリーグ】柳川有明ボーイズ 待望の現チーム初勝利含む2勝挙げ16強入り/アサヒ緑健カップ山鹿選手権大会IN福岡【1日目】

アサヒ緑健カップ第40回山鹿選手権大会IN福岡【1日目】(2023年8月26日・雁の巣硬式第一野球場ほか)

 アサヒ緑健カップ「第40回山鹿選手権大会IN福岡」は26日に開幕した。福岡市の雁の巣硬式第一野球場などで1、2回戦が行われ、柳川有明ボーイズ(福岡県南支部)などが16強入りした。27日は福津市の久末総合公園野球場などで3回戦と準々決勝が行われる。

2回戦の3回、2点二塁打を放つ柳川有明・荒牧

▼中学生の部
1回戦 柳川有明3-2八幡西
2回戦 柳川有明9-4福岡中央

初戦は最終回に逆転

 この大会が始まるまで現チームで公式戦未勝利だった柳川有明が2勝を挙げ、3回戦に駒を進めた。

 1回戦の八幡西戦は逆転勝ち。0―2の7回、2つの四球と敵失で2死満塁として、3番の甲斐田陽紅が「最後の大会なので勝ちたかったし、自分が決めようと思った」と中越えに走者一掃の逆転二塁打を放った。

 この試合は公式戦初先発だった鳴神が5回を3安打1失点と好投した。「直球とスライダーがうまく決まった。守備のおかげで打ち取れた」と15個のアウトを全てゴロかフライで奪った。6回は葭原が3安打を許しながらも1点に抑え、7回は吉岡が一打サヨナラのピンチを切り抜けた。

保護者に勝利を報告する柳川有明ナイン

2回戦は9得点 荒牧と甲斐田ツインズが3安打

 2回戦は福岡中央を9―4で破った。1―0の3回に甲斐田陽紅の2点適時打の後、5番の荒牧が右中間を破る2点二塁打を放ち、4点を追加。その後1点差に迫られたが、7回に吉岡の2点適時打などで4点を加えて決着をつけた。

 荒牧は甲斐田陽紅・陽人ツインズとともに3安打をマークした。176センチ80キロと体格に恵まれている打者だが、7回にはスクイズを決めるなどチーム打撃に徹して結果を出した。3回の2点二塁打については「コンパクトに間を抜く打撃を狙っていた。内角の高めを打ち、詰まっていたけど、打球が伸びてくれた」と振り返った。

 3年生にとって最後の大会で待望の1勝を挙げ、さらに1つ白星を加えた。これまで悔しい思いを続けてきた分、選手たちは終始笑顔でプレーし、ベンチもいい雰囲気だ。近藤監督は「いいところでタイムリーが出たし、投手陣もみんな頑張っていた。選手たちの成長を感じる」とうなずいた。3回戦も楽しくプレーして勝利を目指す。 (弓削 大輔)

(web限定、2023/8/26公開)


アサヒ緑健カップ第40回山鹿選手権大会IN福岡 特設ページ

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