【ボーイズリーグ】那覇ボーイズ エース左腕・古波蔵快投 4年ぶり全国引き寄せた/春季全国大会沖縄県支部(中学生の部)

第54回春季全国大会【中学生の部】沖縄県支部予選(2023年11月11、18、19、23日・東風平球場ほか)

 「第54回春季全国大会」中学生の部の支部予選が各支部で行われている。沖縄県支部予選決勝は、那覇ボーイズが八重瀬ボーイズを6-1で破り、4年ぶり2度目の優勝を飾った。本戦は来年3月26~31日に東京都などで開催される。

4年ぶりの本戦出場を決めた那覇=提供写真=

▼中学生の部
決勝 那覇6-1八重瀬

OBの沖縄尚学「ミスターゼロ」東恩納から投球術学ぶ

 那覇のエース左腕・古波蔵が八重瀬との決勝で、先発した後に3番手で再びマウンドへ上がり、計7イニングを2安打1失点に抑え、優勝を引き寄せた。

 1~3回は、一人の走者も許さない完璧な投球を披露。4、5回は死球や失策で走者を出したものの、無安打無失点に封じた。6回からは外間にマウンドを引き継ぎ、右翼の守備についた。しかし、無死二、三塁のピンチになると、再び登板。適時打を浴びて1点を奪われたが、追加点を与えず、7回の試合終了まで投げ切った。

 身長170センチ、体重68キロの古波蔵は、球威と制球力の良さが持ち味。チームOBで、U18W杯日本代表で初の世界一に貢献した沖縄尚学の右腕・東恩納蒼から、「ピンチの時のギアの上げ方など、気持ちの面でアドバイスをもらった」とマウンドさばきの極意を学んだという。その先輩同様に抜群の安定感を誇り、今大会は3試合で投げて、失点は決勝の1点のみだった。

表彰を受けた選手たち(左から八重瀬・名幸、那覇・古波蔵、那覇・安座間)=提供写真=

宮里監督復帰「視野が広がり結果につながった」

 決勝で那覇打線は、3回に島袋の適時三塁打などで2点を先取。7回に大浦の適時打、古波蔵の2点三塁打などで計4点を加えた。

 今年1月、リーグ加盟当初に指揮を執っていた宮里監督が復帰。「気づくこと」をテーマに掲げ、低迷していたチームの立て直しに力を注いだ。宮里監督は「選手たちの視野がだいぶ広がり、それが結果にもつながってきた」と語る。意識改革のさらなる浸透を図り、全国の舞台での活躍を目指す。

※新聞紙面では選手名フルネ-ム表記、全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法

関連記事

過去記事(月別)

ページ上部へ戻る