【ボートレース】住之江グランプリまで2週間 今垣光太郎と菊地孝平のベテラン2人に幸あれ

4年ぶりにGPに出場する今垣(左)8年連続のGP出場を決めた菊地

悲願の黄金ヘルメットへ

 三国で開催されたSG「第26回チャレンジカップ」は片岡雅裕の優勝で幕を閉じ、グランプリ(GP)に出場する18人が決まった。

 GPでは今垣光太郎と菊地孝平の2人に注目している。

 地元で開催されたチャレンジカップ。54歳の今垣は「地元で開催されるSGはこれが最後。優勝しかないと覚悟を決めている」と強い決意で出場。予選を首位でクリア。さすが今垣と思って見ていたが、準優でスタートをミス(コンマ26)して2着。優勝戦は6着で悲願の地元SG優勝はならず。4年ぶり15回目のGP出場を決めたが、ちょっと残念な結果に終わった。地元SGで優勝を逃したショックは大きいだろうが、気持ちを切り替え、GPで悲願の初Vを目指す。

 一方、菊地はチャレンジカップ最終日選抜で勝ち、18人目で滑り込みセーフ。8年連続12回目となるGP出場を決めた。11月の徳山クラウンで優勝したのが大きかった。徳山で取材した際「賞金ランクはここ7、8年の中で順位としては一番悪いけど、自分の中では調子は悪くない」と話していた。山中などを走るトレイルランニングや自転車などで体を鍛えており、たとえ50歳になってもGPで優勝できる体作りに取り組んでいるそうだ。昨年はSGの優勝戦で2度も1号艇をゲットしながら運に見放された。人生山あり谷あり。今度は幸運が巡ってくる番だ。 (尾本 恭健)

(2023/12/6紙面掲載)

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