【ボートレース】井本昌也 下関で大暴れする期待の新鋭/2022イチ推し選手

記者が選んだ2022イチ推し選手④
下関で好成績を収めている井本

ホームプールで昨年3優出

 2017年にデビューした120期生。まだA級に昇格したことはないが、昨年11月以降の今期勝率は4日現在5・97でA2を通り越してA1昇格も夢ではない数字を残している。

 21年は下関のフレッシュルーキーに選ばれ、下関を走る機会が多かった。通算4度の優出経験があるが、初優出の浜名湖を除いて3回が下関でのもの。すべて昨年だ。自分を選んでくれた下関に恩返ししようと、持てる力を存分に発揮した。

 21年の下関の成績は勝率5・74、2連対率37・6%。いずれも全国勝率より高い数字を残した。

 同期の佐々木完太とともに山口支部の将来のエース候補として期待する。両者は同期で師匠も吉村正明でまったく同じ環境に身を置いている。お互いの活躍がいい意味で刺激になるのは間違いない。これまでは養成所を首席で卒業した佐々木が出世争いで一歩リードしているが、両者のボート人生はまだ始まったばかり。これから先の方が長い。井本もデビュー当時から将来有望な選手としてみていた。鋭い旋回が持ち味だ。

今年こそヤングダービーへ

 昨年9月に徳山で開催されたプレミアムG1「ヤングダービー」には出場できなかったが、今年は同レースに出場できるよう、勝率をしっかり上げてもらいたい。

 それよりも今年はデビュー後初Vを期待したい。それはどこのレース場でもかまわないが、できれば下関で成し遂げてもらいたい。(尾本 恭健)

◆井本昌也(いもと・まさや)?1997年3月28日生まれ、24歳。山口県出身。山口支部。120期生として2017年に徳山でデビュー。同期には佐々木完太、前田篤哉らがいる。初1着は同年の大村。生涯獲得賞金は5447万6009円。おひつじ座。167センチ、50キロ。血液型O。

(2022/1/6紙面掲載)

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