【ボートレース】篠崎元志 主役は渡さん! 前田将太、枝尾賢ら実力者が集結のシリーズ/福岡・お盆特選レース8日開幕

ボートレース福岡「お盆特選レース」/2022年8月8-13日

 ボートレース福岡はあす8日から恒例の「お盆特選レース」を開催する。初日DR1号艇で登場する篠崎元志、昨年の当地周年覇者・前田将太、5月のゴールデンウィーク開催を制した枝尾賢らを中心に地元実力者が集結する。13日まで6日間にわたって激闘を繰り広げる。地元若手の活躍も楽しみの一つ。7月に初優出を果たしたばかりの当地フレッシュルーキー篠原飛翔も期待の注目株だ。

当地6年ぶりの優勝を狙う篠崎

篠崎元志 正月戦のリベンジへ

 篠崎が主役。近況はビッグヒットこそないものの、5月のSGオールスターで優出するなど特別戦でも存在感を示す。福岡でもSG2回、G13回の優出を数える。今年の正月戦では優勝戦1号艇ながらも悔しい4着と敗れており、それ以来となる地元戦で結果を出したい。

2月の地区選でも優出3着と好走した前田

前田将太 今年V5 9月周年に向けてリズム上昇へ

 2日目DR1号艇で登場する前田が篠崎とツートップを形成する。今年は既に優勝5回。SG、G1、G2でも優出とグレードを問わず安定した戦いが続く。ただ近況はグラチャン、オーシャンカップとSG戦で予選敗退。この後のメモリアル、そして連覇のかかる9月の当地周年に向けて、ここからリズムを上げたい。

福岡は通算6Vの実績を残す枝尾

枝尾賢 GW戦V 当地連覇へ

 枝尾も福岡水面にかける思いの強い実力者。当地では過去3年間で13優出3Vと常に主役争いを演じてきた。2月の九州地区選でも準優勝。GW開催に続く当地連覇をかけて激走する。

安定感抜群の渡辺浩司 石倉洋行、益田啓司らも有力

 このほかにも優勝を争う実力者が目白押しで、安定感抜群の渡辺浩司の名前がまず挙がる。当地は今年5回目で、7月に走ったアドバンテージもありそう。今期適用勝率7点オーバーの石倉洋行と益田啓司も近況福岡で好走したばかり。石倉は1か月前の現エンジン初下ろしシリーズ優勝者で、益田は地区選で優出し、3月には優勝。ともに好印象を持って臨めそう。

 地区選でG1初制覇の長野壮志郎に、昨年当地で優勝2回の古沢光紀も主役の座を虎視たんたんと狙う。昨年10月に当地初Vを飾った松田大志郎、3年前の大会覇者・松崎祐太郎、福岡3連続優出中の中村亮太らも実力は文句なし。

 また、11期ぶりにA1復帰を果たした出畑孝典は直前のびわこで今年初優勝を飾って好リズムで乗り込む。今期A1ペースの竹下大樹の走りにも注目したい。


初優出に続いて2節連続優出と勢いに乗る篠原

篠原飛翔 勢い乗るフレッシュルーキー「目標は優勝」

 準優も含めてオール2連対。「たくさん走らせてもらっていたのでやっとですね」。先月の福岡一般戦はうれしい初優出となった。

 デビュー4年目を迎える今年から当地フレッシュルーキーを務める。正月シリーズから数えて8節目。とにかく福岡でたくさん走ってきた。「最初は地元意識もそんなにはなかった。ただ、いっぱい走らせてもらう中でその思いが強くなっていったし、より勝ちたいと思うようになりました」。経験値とともに熱い思いも積み重なり、それが一気に結実したような初優出だった。

 好調の波に乗り、続く芦屋で2節連続優出。男女W優勝戦で準優は3着条件。勝ち上がりの間口は広かったが、それは一面の真実に過ぎない。減点克服の予選突破に加えて、準優では6枠をも克服。シリーズ中盤まで準優1枠を争うような好成績だった。「(初優出後は)気持ちが全然違いますね。自信が付いたし落ち着いてレースできるようになった」。

 勢いに乗って迎える今回は地元強豪が集うお盆開催だ。「師匠(渡辺浩司)と一緒に走れるし、他にも強い先輩がたくさんいるのでいつもより学ぶことが多い。走れてうれしいです」。成長につながる貴重な機会に目を輝かせる。「その中でやれたらもっと自信にもなると思う。目標は優勝です」。結果を求める姿勢も変わらない。上昇気流に乗って次のステージを目指す。

(2022/8/7紙面掲載)

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