【競輪】地元記念に燃える熊本勢 久留米での代替開催でも士気高い

昨年の熊本記念決勝は嘉永(右)と瓜生の地元勢ワンツーが決まった

地震で被害受けた熊本バンク 走路と施設を改修中

 10月1日から熊本競輪の開設72周年記念が開幕する。しかし、舞台は熊本競輪場ではなく、久留米競輪場となる。熊本競輪場は2016年4月の熊本地震で施設が被害を受け、本場の開催は休止中。破損が激しかった旧走路の解体が終わり、新たに走路を作り直している。24年度中の再開を目指し、施設等の改修も行われているところだ。

熊本記念IN久留米 過去6大会で4回熊本勢V

 同場の開設記念は16年10月に久留米競輪場に舞台を移し、早くも7回目。走路が変わっているが、熊本県の選手たちは士気が高い。

 代替開催になってからの優勝者は16年10月、66周年が中川誠一郎。1回置いて68、69周年も中川が勝っている。70周年の覇者は郡司浩平となったが、昨年71周年は嘉永泰斗が優勝し、2着に瓜生崇智で熊本ワンツーという最高の結果を出した。代替開催になって6大会のうち4回の優勝者を熊本から出している。

熊本再開の時まで…新旧世代気持ち一丸

 昨年、嘉永と瓜生が口をそろえて言っていたのが「僕らがしっかり頑張って、熊本競輪再開に向けて競輪をしっかりアピールしていきたい」ということ。

 熊本地震が起きた16年4月にデビューしていたのは、競輪選手養成所(旧競輪学校)107期まで。今回も注目選手の一人となる瓜生は109期で3か月後にデビューを控えていたときに地震を経験し、ホームバンクでは一度も走っていない。

 今回、熊本県から出場する選手は10人。109期以降にデビューし、熊本バンクで競走をしたことがない選手が7人と、半数を上回ってしまった。だが、新旧世代の気持ちに違いはなく、自分たちの熊本記念を盛り上げようと気持ちを高めている。(中村 秀昭)

(2022/9/28紙面掲載)

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