【ボートレース】守屋美穂 人気に応えて当地初優勝狙う/ボートレース福岡「GⅢオールレディース」7日開幕

ボートレース福岡「GⅢオールレディース」2023年3月7-12日

 サマータイムのボートレース福岡G3「オールレディース LOVE FM福岡なでしこカップ」はあす7日に開幕する。女子トップクラスの人気と実力を誇る守屋美穂に、クイーンズクライマックス連覇を飾った田口節子、昨年のレディースチャンピオン覇者・香川素子らが参戦。地元からは渡辺優美、川野芽唯、日高逸子らが迎え撃つ。熱く華麗な走りで競う激戦が12日までの6日間にわたって繰り広げられる。

DR1号艇から福岡初優勝を狙う守屋

守屋美穂 QC5年連続優出&レディースASファン2年連続投票1位

 田口、守屋の強力な岡山コンビがシリーズをリードする。守屋はQCで5年連続のファイナリスト。レディースオールスターには2年連続ファン投票1位で選出され、SGオールスターのDRにも2年連続出場中。高い実力と屈指の人気を兼ね備える。今年も2月の宮島で優勝を飾ると、中国地区選では男女混合G12回目の優出と充実。当地はまだ優勝歴がないが、最近はSG、G1での出場が続いている。DR1号艇スタートの今回、難水面を攻略して当地初優勝を果たしたい。

Cを制すなど、当地は3連続優出中の田口

田口節子 一昨年の当地QC覇者

 田口は一昨年の当地QCチャンピオン。昨年末にQC連覇を飾り、直前のレディースオールスターでも準優勝と結果を残す。この大会も一昨年に優勝しており、近況リズム、水面相性とも上々だ。さらにQCの連覇はいずれも2コースから。得意位置で迎える初日DR、守屋との直接対決は注目の一戦になる。

好調な中、3年ぶりの優勝を狙う川野

川野芽唯 今期勝率7点オーバー

 迎え撃つ地元勢は渡辺、川野が初日DRからスタート。女子屈指のさばきを誇る川野は今期勝率7点オーバーと好調。2015年の当地QC優勝が印象深いが、福岡ではそれ以降優勝していない。充実の今、主役の座を奪って久々の当地Vを飾りたい。日高、魚谷らも今期A1ペース。日高は福岡通算7Vの実績が光り、魚谷は4年前のこの大会の優勝者だ。果敢な攻めで魅了する戸敷や、産休明け初戦を迎える竹井奈美の走りにも注目が集まる。

 その他にもV候補は数多く、昨年の女王・香川がその筆頭格。初代QC覇者の三浦は今期三国で3コースからまくって優勝。昨年4Vと覚醒してきた藤原や大崩れのない走りでA1勝率をマークする広中らも主力を形成する。


正月戦で優勝を飾り、今年最高のスタートを切った渡辺。当地連覇を狙い遠征勢を迎え撃つ

渡辺優美 当地連続Vへ 地元エースが舞う

 福岡連続優勝を狙って地元エースとして登場。遠征勢が強力でも主役の座は渡せない。

 前回当地は今年の正月戦。予選3位の活躍で優勝戦に勝ち上がり、最後は3コースから道中逆転で勝利した。地元強豪のそろうハイレベルな激戦を制して待望の福岡初優勝。二重の喜びとなる金星だった。

 そんな彼女の今年の目標は女子ナンバーワンになること。SGで活躍する将来の目標に向けて、女子のタイトル奪取が当面のターゲットだ。今期勝率は7・14と自己ベスト更新ペース。直前のレディースオールスターでFの勇み足があったものの、目標に向けて立ち止まってはいられない。

 「オールレディース」では昨年も2回の優勝。常にV争いを演じている。正月戦を制して迎える今回は当然主役の一人。再び強い姿を見せ、優勝まで突っ走る。

(2023/3/6紙面掲載)

関連記事

過去記事(月別)

ページ上部へ戻る