【ボートレース】白井英治の“地元愛” JR美祢線100周年プロジェクトに100万円寄付

美祢市の篠田市長(右)に目録を贈呈する白井(美祢市提供)

学生時代に路線利用

 ボートレースのトップレーサー白井英治(45歳・山口支部)がふるさとの山口県美祢市の振興に貢献している。

 美祢市は秋吉台、秋芳洞などの観光地がある自然豊かな街。市内の中心地を走るJR美祢線(厚狭~長門市間46キロ)は1924年に全線開通し、2024年に100周年を迎える。

 その美祢線を盛り上げるために運行車両(キハ120形気動車)に記念ラッピングを施すプロジェクトが立ち上がった。

 計画に賛同した白井は100万円を寄付することにし、10日、同市役所を訪れて篠田洋司市長に目録を贈呈した。

 「ふるさと美祢市は人が温かく、ここで育ったことを誇りに思います。美祢線は学生時代に長門や下関へ遊びに行くとき利用しました。次の時代を担う多くの子どもたちにも利用してもらいたい」と語った。

 クラウドファンディングは20日に締め切られ、全国から189人の支援があり、目標の320万円を上回る359万円6000円(達成率112・4%)が寄付された。

 同市総務企画部地域振興課の岩崎敏行課長は「おかげさまで目標額を達成することができました。これからも、市職員一同で白井選手を応援します」とエールを送った。

 “地元愛”を形に表した白井はSG 2回、G1 12回を含む103回の優勝。22日の芦屋G3の12Rで通算2000勝を達成した。これからもボートレース界を先導する一人として活躍に期待したい。(田原 年生)

(2022/2/23紙面掲載)

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