【ボーイズリーグ】宮崎 集中打で逆転V 2年連続春切符/春季全国大会宮崎予選

第52回春季全国大会【中学生の部】宮崎県支部予選(2021年12月11、18、19日・川南運動公園野球場ほか)

 中学生の部、宮崎県支部予選は宮崎ボーイズが2年連続2回目の全国切符をつかんだ。本戦は3月に東京・大田スタジアムなどで開かれる。

4回、得点に沸く宮崎ナイン

▼決勝
宮 崎 000 501 0=6
県央宮崎101 000 0=2

打力練習実った 2死からつないで5得点

 2死からの集中打で逆転した。宮崎は2点を追う4回、2死二塁から戸高の安打に敵失が加わり1点を返すと、四位主将の安打で一、二塁として3番の日高が「変化球にタイミングが合っていなかったので直球に絞った」と同点の適時打を放った。敵失で1点を加え、なおも一、二塁から川口が2点二塁打。一挙5点を入れた。

 打力強化の成果が出た。4回の攻撃前、四位主将は「逆方向を意識して丁寧にいこう」と仲間に声を掛けた。10月以降、右打者は二ゴロ、左打者は遊ゴロを狙う打撃練習に取り組んできたが、右打者の四位や川口の安打はいずれも右方向。酒井監督は「しっかり実行すれば打ち崩せると思った。練習でやってきた形ができた」とうなずいた。

先発で5回2失点の中筋

中筋ら投手陣も好投

 投手陣も好投した。先発右腕の中筋は「スライダーが良く、低めに集まって空振りが取れた」と5回を2失点。6、7回は戸高がゼロに抑えた。また準決勝では1年生の新田が5回無失点。「真っすぐがいつもより切れていた。カーブの精度をもっと上げたい」と振り返った。

 前回春は1勝したが2回戦で大敗した。指揮官は「去年に比べて力のある子がいない分、地道にコツコツいくしかない。チーム力を上げていく」と一体感を強化してさらに上を目指す。四位主将は「きつい時でも、みんなで励まし合っていく」と力を込めた。 (弓削 大輔)

(2021/12/24紙面掲載)

※新聞紙面(12/24)では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法

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