【ボートレース】品川二千翔がA級初昇格 山口支部期待の若手は「色んな人のいいとこ取りでもっと成長したい」と意欲

品川二千翔
初のA級昇格を決めた品川

 山口支部から新たなA級レーサーの誕生だ。25年後期の級別審査は4月で終了。期間中に5・64の勝率をマークし、通算13期目で初のA2級昇格となったのが品川二千翔。「正直、あまり実感がわかないですが、もちろんうれしいです」と笑顔をのぞかせたが、「まだまだ足りないところばかり」と多くの課題も感じたようだ。

 養成所はリーグ勝率4・93で卒業。デビュー後は目立った活躍はまだ挙げられていないが、確実に力を付けて勝率は緩やかながら右肩上がり。22年には多摩川で初めての優出も経験。昨年は9月浜名湖、12月に桐生、平和島で優出と勢いに乗り、今年2月時点では6・20台の勝率をマークしていた。だが、そこから少しずつ成績は下降してしまった。

 「期の序盤は良かったんですけどね…(笑)。だんだんと成績が落ちてしまってのA級ですから全然満足できません。エンジン出し、S、ターンと全部をもっと良くしないと。取り組みがすごく大事だと思う。先輩、後輩関係なく色んな人のいいとこ取りでもっと成長したい」

 そんな期待のルーキーに今後の目標について聞いてみると、「A2キープは最低限だと思っています。その先でA1になれればベストですね。優勝はまだないけど、その過程で自然と付いてくる結果だと思います」

 徳山担当としても山口支部を盛り上げてくれる選手の登場は非常に楽しみであり、うれしいもの。ぜひとも、山口県を代表するような選手へと成長してもらいたい。  (山本 卓矢)

 (2025/5/7紙面掲載)

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